この季節になると、おじいちゃんとおばあちゃん、おとうさん、弟とで稲刈りをする。


おとうさんがコンバインを運転し、ぼくとおじいちゃん、おばあちゃん、弟は、コンバインが田んぼに入れるように入口付近を鎌で刈り取る。


あと、コンバインが刈り取れない田んぼの角とか、倒れてしまった稲を鎌で刈る。


おじいちゃんとおばあちゃんは、鎌で刈り取るスピードは半端なく早い。


ぼくと弟で協力しても、おじいちゃん1人のほうが早い。


倒れてしまった稲を起こしたり、起こしきれない稲を手で狩ったり、田んぼに落ちてしまった穂を見つけては、腰につけたカゴに入れていく。


ぼくと弟が疲れて休憩すると、おばあちゃんも一緒に休憩する。


疲れたなーと麦茶を飲むと、なかなか立ち上がれない。


おとうさんとおじいちゃんは休憩せずに、ずっと稲を刈り続ける。


鹿や猪に倒された稲があると、5倍くらいの時間がかかって、100倍疲れる。




そうやってできたお米は、やっぱり美味しい。