24.5/31 今日も寄席三昧新宿末廣亭 | 田舎のあれこれ

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信州信濃の「田舎のあれこれ」

チェックアウトを済ませ

タクシーお願いすると

呼んでもこの時間、この天気ではすぐには来ない

ということで 

小雨振る中

東横イン歌舞伎町から

傘さしてバスタ新宿まで歩く

20分弱 無事到着

コインロッカーにガラガラを預け

新宿駅でエキタグにタッチ

新宿魔宮まで散策

ユリコそれとも

知事選で「2位じゃダメなんですか」と のたまうレンホウ

魔宮に入ろうと思ったがボツボツ

末廣亭に向かったほうが良かろうと

リターン

新宿駅西口から入ってカンで末廣亭方面へ向かう

 

末廣亭迄着いて場所を確認して安堵

 

近くの「北国酒場 んだんだ」で

生ラムみそ味の義経焼と

お酒を冷で駆け付けたった2杯

グダグダにならぬ量ですませる

 

ボツボツ鎌倉!と駈けつけて観てみれば

末廣亭前は人だかり

左近師匠出身地の

地元の法被着たお世話様になっている人にご挨拶

少しバスが遅れたが

昼食済ませて予定通り会場入りされたとのこと

特別興行 昼 橘左近を偲ぶ会

 

昼の部次第は次のとおり

 

滝川鯉朝

春風亭柳好

立川談幸

寄席文字実演 山一 右門 さつき 吉也

春風亭一之輔 代書屋

マグナム小林 バイオリン

三遊亭好楽 胡椒の悔やみ

左近追悼座談

 

橘一門に寄る

寄席文字実演

上手から

鯉朝 橘右門 橘さつき 橘吉也

 

最初に「橘左近」と寄席文字を描き

後は客席のリクエストに応えて文字を描きプレゼントする

紙切りの手法

声を大きくして「喜久水」の「喜」と叫びましたが

思い至らず残念

 

一之輔師匠の「代書屋」

昨日の権太楼師匠と同じネタ

ただストーリーは同じでも

話し方演じ方くすぐり方が違う

 

そういうことは無いでしょうが

同じ演題で

違う師匠が演じたら

さぞ面白かろうと思った次第

 

〆は左近追悼座談

上手から

好楽 橘右之吉 末廣亭北村会長 橘右橘 司会は談幸

落語家の系図

立川談志師匠との厚誼

というより「飲み明かした日々」の話などなど

 

橘右橘師匠が「笑点」カレンダーに関してお話

 

 

末廣亭前の席亭北村会長から

相合い傘の千社札

三代目林家正楽師匠と

橘左近師匠のいわれ経緯をお話しいただきました

来場者全員にプレゼントされた千社札

 

偲ぶ会でも偲んで

橘右之吉師匠が三本締めしましょうと

お客さまと一緒に三本締め

 
 

これも来場者全員にプレゼントされた

橘一門に寄る寄席文字色紙

一門の皆さんが左近師匠に思いを馳せ

一文字一文字書いていただいたと思います

私がいただいたのは

橘右佐喜(うさぎ)師匠の「和」

 

お開きになって外へ出て観れば

夜席の皆さんもおり別れを惜しむ人ありでごった返す

橘左近師匠亡き後

新宿末廣亭寄せ書きを担当する

橘右門師匠の寄席文字による

偲ぶ会出演者

 

実は懇親会で右門師匠にお聞きし感動したこと

それは

左近亡き後

末廣亭寄席文字の跡を継いだ

右門師匠はこの看板を末廣亭に掲げ

左近師匠の偲ぶ会を行うことに

意味があるとお話しされました

 

今回の師匠たち枕の中に

左近師匠との関係に触れながら

真打になった時に

左近師匠が一枚看板に自分の名を書いてもらって

寄席の入口に掲げてもらい

真打になった実感がわき

左近師匠に書いてもらって本当にうれしかった

というような話を皆さんされていました

 

右門師匠は落語家さんの看板は書くが

「橘左近」と書いた一枚看板を掲げられたことは無い

と言い

 

今回偲ぶ会で

「橘左近」の看板を木戸口に掲げることに

意味があるとお話いただきました

 

偶々隣に座らせていただいて

今回の偲ぶ会を

企画運営した思いを熱くお話いただきました

 

末廣亭近くの中華料理屋地下で懇親会

末席に座らせていただきました

16時30分過ぎから

18時30分まで

なんと2時間

偲ぶ会の懇親会が行われ

右門師匠が最後に〆をされるところです

 

末廣亭の北村会長

鯉朝、柳好、談幸、一之輔、マグナム小林、好楽の

各師匠を始め

橘一門のすべての皆さんが参加されたことを

右門師匠 大変喜んでおられました

左近師匠の盃もお酒が減ったようです

 

楽しい思い出をバスに乗せ

帰路に着きました

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今回

橘右門師匠が企画運営された偲ぶ会

出演者の関係を次のように記しておく

 

以下「おいでなんしょ寄席」FBから一部を引用

 

新宿末廣亭で今月31日(金)に開く五月余一会・昼の部「橘左近を偲ぶ会」の出演者と左近師匠の関係性はこんな感じ。

「金明竹」の奥方よろしく二、三わからないことがありましたので、事情通に確認しました。

①瀧川鯉朝:左近師匠から寄席文字を習った

②春風亭柳好:東京農業大学の落語研究会は、末廣亭の看板の掛け替えを50年以上にわたって手伝っている。柳好師匠は東農大落研のOB

③立川談幸:明治大学の後輩

④春風亭一之輔:日大の落研時代に左近師匠から寄席文字を習った

⑤マグナム小林:「立川小談林」だった前座時代、談志師匠の付き人として左近師匠に接したことがある

⑥三遊亭好楽:左近師匠と特に懇意だった

②と④、⑤は今回初めて知りました。

マグナムさんが小談林だったことは周知の事実ですが、左近師匠と接点があったことまでは知りませんでした(笑)

 

このコメントに対して

橘右橘師匠が丁寧にご返信されて

更に詳しい話や

橘右近師匠から始まる

橘一門と噺家たちとの出会いや関係が理解できるので

引用させていただきます

寄席文字勉強会という、

右近師匠が直に手本を書いてくれる

学生向けの講座が一門の本家ともいえます。

談幸、一之輔は学生時代通って来ていました。

そこでは左近師匠は、開講一番寄席の世界の近況を10分くらいお話しするのがお役目でした。

鯉朝は私が依頼された新宿讀賣日本テレビ文化センター教室に

通い始め、何回か講師ゲストで

左近師匠をお願いした時に参加していました。

柳好、マグナムは仰せの通り。

好楽師匠は右之吉とも懇意、

今はさつき(橘さつき)がしのぶ亭を書かせてもらっていて、

寄席文字全体の恩人でもあります。

私も学生時代から小さな会のポスターや、

師匠発案の協会の垣根を超えた

二ツ目の勉強会の書き物を頼まれました。

他に学生時代、

右近左近のいる頃の寄席文字勉強会に通った人は、

楽太郎、時蔵、右朝、さん生、などなど。

橘流一門にはこの勉強会を作った右一郎、

後輩の右之輔、右太治が農大の落研で、

「橘右近寄席文字集成」掲載の

末廣亭資料は農大落研が代々貼り替えの手伝いをして

保管して来たものがベースになっていて、

農大は言わば一門の学閥です。

今回は末廣亭の看板を引き継いだ

右門が中心で番組を組みました。

歴代一門を育ててくださっている

噺家さんはまだまだいらっしゃいますが、

今回は「勉強会」がキーワードの顔付けとなりました。

( )書きは加筆しました

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