地域を探訪しながら「歩こう会」が19日に開催される
5月7日に参加者を集計したら40名の余
小さな地域にとってはたくさんの参加者だ
で、地域の歴史などをお話しするのに
今日の探訪の主目的は橋げたの文字を読むこと
地域の集会所へ入る「前の川」の橋げた
川と言っても本は野底川から「三井」を通る
農業用水
川の幅は内寸で120cm位
ここの文字は前から読めていた
この左側の上郷の主要幹線「南條線」が改修拡幅した紀念に
集会所へ渡る橋を新に作ったものと考えられる
南條線は「堀尻」から「南条渡舟場」までの
長さ1400m 幅1.8mの道路を
明治41年着工 明治43年竣工と上郷史は伝える
竣工前は人や大八車が通るが精々だったろう
喬木村にある天竜川の南条舟渡跡 石碑
何時の頃から始まったか
昭和の時代まで渡船が有ったという
両岸にワイヤーを渡し
ガラゴシを付けロープで舟の先へ結び
船頭がトモとヘリに着いて渡ったと言います
舟が上流を向いて横にイザっていったという感じ
ガラゴシって滑車のことでしょうねキット
橋げたの大きさは
長さ178cm 高さ37cm 厚さ18cm
いくらかアーチがかっている
文字のプレート状になっている大きさは
長さ120cm 高さ24cm
そこには
南條線道路改修紀念
明治四十一年一月起工 仝四十三年四月竣工とある
上郷史の記載に相違なし 当たり前だ
さてもう片方の橋げたは
橋を車が通れるよう拡幅した際に橋桁の長さが不足し
使えなくなり
集会所内の敷地に半分土に埋まり「置かれて」いる
ここにも文字がありそうなのだ
直径5cm長さ2m余りの金属てこ棒を持参
支点を用意してグッグウッと持ち上げてみた
やはり文字が刻印してある
全体の写真を後から撮ったもの
橋げたの大きさは同じで
長さ178cm 高さ37cm 厚さ18cm
最初はこんな感じで読める文字と読めない文字があり
諦めかけたがググると
石碑の読みにくい文字に
片栗粉を振り掛ける
小麦粉はダメだ とある
早速家に帰り片栗粉刷毛ブラシ洗浄用の水4リットルを持参
上と下同じ場所の写真
振り掛けてサラッと刷毛でこすると文字がキレイに浮かんだ
感動!!
この通り見事に「読む」ことができた
「石橋寄付連名」とあり
寄付した人の名が22名
最後に石工 松本長太郎とある
文字を拾い写真撮影を終えたら
水をかけキレイに片栗粉を流し掃除完了
今日の主目的は完了した
次にリニアの飯田駅に向かう天竜川橋脚工事を見て
そこにある、かっての阿島の渡舟場から
「喬木線」を飯田方面へ向かう
その説明文
以上2点、座光寺街づくり委員会のHPより引用
24年4月6日撮影
座光寺の欠野沢川にかかるコンクリート橋のプレート
道路の名を橋の名にしてある
上りきって飯田八幡方向に左折
ここの写真を撮って左端の石柱を見ると
喬木と読める
よくよく読むと
正面に「喬木線改修紀念」裏側に「大正2年3月竣工」
右側には「飯田ェ 一里 八幡ェ 一里」
左側には「元善光寺ェ 八町 阿島ェ 半里」とある
「元善」くらいは読めたが他の文字は読めず
片栗粉を使って読むことができた 感動
撮影後は綺麗キレイにしました
丹保公園に寄りトイレが使えることを自ら確認
帰路に着く
ここの丹保公園から右折して西方
中込商店までが「高木線」
中込商店からは立坂線を通って高松そして」飯田に至る
ここから直進すると「高屋線」という道になる