『記録的な猛暑が続くなか、信濃町の野尻湖では大幅に水位が低下していて、観光客向けの遊覧船やボートが一部利用できなくなるなど影響が出ています』(NHKニュースのリード部分飲用)
続いて『例年の倍近い2メートル余りも水位が下がっている』と伝える
円グラフは
野尻湖の月別水位と灌漑・発電・揚水の状況をしめしたもの
余り正しくないが
例年の推移と2023年の水位が違うことを示す
例年だと水位は発電と放流で水位は下がるが
1メートル余で10月まで推移する
しかし2023年は8月中旬から水位が下がり始め
8月末には0.2メートルになるということ
次のグラフから作成した
グラフは関川水系土地改良区より引用
従って
関川水系土地改良区では次のように組合員に呼び掛けている
『最終更新日時:2023/08/25 11:24
梅雨明けから、まとまった降雨がなく、笹ヶ峰ダムの利用可能貯水量がなくなりました。
このため、笹ヶ峰ダムからのかんがい用水への放流ができなくなっています。
今後、笹ヶ峰ダムは最低限の放流量になり、毎秒1トン程度になる可能性があります。
現在、野尻湖から3.4トンを放流していますが、このまま放流を継続すると8月末には放流する水がなくなり、9月にはさらに用水供給量が減少します。
当土地改良区としては、晩成品種への用水供給にも対応するため、少ない用水量を下流まで配水できるよう、でき得る最大限の努力をしますが、組合員の皆様も限られた水資源を有効に活用し、節水へのご協力をよろしくお願いいたします。
なお、下記の点にご留意ください。
1.かけ流しは絶対しないでください。
2.ほ場の湛水を確認したら、速やかに給水はやめてください。』
『「水かめ」野尻湖の恵みに感謝』と伝える
信濃毎日新聞8月29日北信版
『野尻湖は上越にとって常用な水がめ。』とあり
またNHKニュースでは
『野尻湖の水の利用は、江戸時代に上越市周辺を治めていた高田藩が用水路を作って以来、300年以上続いています』という
22年10月19日野尻湖を訪ねたときに
地元の人がつぶやいた言葉を忘れない
『私たちは野尻湖の水を全く使えない』
野尻湖の水利権はかっての高田藩が管理し
それが今に繋がっている
野尻湖の水位の管理は毎年5月31日
満水の2.27メートルとなったことを
関川水系土地改良区と東北電力が行うこととなっている