22.09/27.28.29 筑摩電気鉄道鳥瞰図 そして明日から乗鞍高原白骨温泉上高地 | 田舎のあれこれ

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明日から乗鞍高原、上高地

ただお天気がワルソー

付近の鳥瞰図をアップ

「アルプス登山と筑摩電気鉄道」

表紙

 

松本から浅間温泉及び島々駅を経て岐阜県平湯温泉の沿線案内 

「島々線」の駅は島々、波多、下島、森口、三溝、新村、北新、下新、大庭、信濃荒井、西松本、松本駅の名がある 

赤松、淵東、渚が書かれていない


中央線は松本から東京名古屋に至る 

篠ノ井線は長野に至る 

信濃鉄道は信濃大町に至ると書かれている
 

「浅間線」大正13年開通5.2kmの路面電車線

島々から上高地へは、島々川に沿いて

徳本峠超えて案内されている 

大正池、田代池、明神池、焼岳遠く 

穂高岳、槍ヶ岳、乗鞍岳岳などの遠望

島々から白骨温泉経由、カガマ淵を経て大正池に至る

 

上高地への道路は沿線の発電所工事に伴ってのものであるが、昭和4年には中の湯まで、8年大正池、10年河童橋までバスが通じ、松本電鉄の主要路線となった。(以上「上高地線の80年」22Pより引用)

 

新島々駅はす向かいに移転保存されていた島々駅駅

新島々駅は昭和41年秋、赤松駅から改称

島々駅が昭和59年に台風で閉鎖され復旧されることは無かった

 

 

中の湯温泉は描かれていない 

安房峠を越えて平湯温泉

裏面「筑摩電気鉄道案内」には

島々駅から徳本峠経由の登山案内図もある

 

筑摩電気鉄道敷設の目的に観光鉄道として

上高地については

「国立公園に擬せられつつあるこの地の景勝は、けだし、天下の偉観であって、其宗美、壮大なる自然美の極致である。美しき河原、清洌の流れ、柳の緑陰。目前、直後に聳立する山は太古の儘に斧鉞も知らず、仰げば雲煙の狙来ある、牧牛は草に臥し、水に佇み悠々たる大畫国、泰西(フランス)の名画と雖も及ばざるなり」とあり並々ならぬ熱意が伝わってくる

 

この筑摩電気鉄道は後に

伊那電気鉄道の立役者

伊原五郎兵衛も務めた

 

これは「伊那電気鉄道沿線案内」の表紙

「アルプス登山と鳥瞰図」と同じ

大正12年にともに金子常光に作らせたもの

よく似たデザインである

 

この時の社長

伊那は伊原五郎兵衛

筑摩は上條信