古今集巻第十六 哀傷歌 856番|ちのみゆき
@chino_miyuki
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古今集巻第十六 哀傷歌 856番
題しらず
よみ人しらず
たれ見よと 花咲けるらむ 白雲の たつのとはやく なりにしものを
題知らず
詠み人知らず
誰に見ろと言って花が咲いたのだろう、白雲が立つ野原のように早くもなってしまったのに
「誰見よと花咲けるらむ白雲の立つ野と早く成りにしものを」
家の主が亡くなり、残された人が、荒れた庭に咲く花を見て、
もうこの花を愛でる人はいなに、と嘆く歌です。
「白雲の立つ野」と雄大な景色で荒れた庭を表現しています。白雲が立つのは火葬の煙を、また野は葬る場所を例えているようです。「立つ」は、あの世へ「発つ」と掛詞です。「早い」のは、庭が荒れることと、亡くなるのが早いという気持ちも入っていると思います。
#古今集 , #哀傷歌 , #白雲 , #野
kamiyuinoteisyu(返歌?)
立つ野の道遠ければ
あの人に逢わんと道急ぐ
急ぎ来て 着きては気付く
渡しの六文銭
また来るよと 踵返すは三途の川 読み意図知らず
😅
(´∀`*)ウフフ
おやすみなさい……<(_ _)>
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