親より先に亡くなった子供は
<親不孝をした>・・・という罪により
【賽の河原】→<三途の川>にあり 石ころばかりが・・
ごろごろとあり・・
この世と、あの世のさかいにある!
ここで親より先に亡くなった子供たちは・・
【仏の国】に行けず・・・
本来なら・・<親不孝>の罪により
【地獄】に落ちるところを
この【賽の河原】にとどまり・・・
一つ・・・一つ・・・小石を積み上げてゆく
そして功徳を積んで【仏の国】に行こうとする・・・
この石積みで仏塔を作る・・・
そうすれば【仏の国】に行けて・・・
罪を許してもらえる!・・・
まだ 幼い子供を いきなり
地獄に落としては忍びない!
ここで石積みをさせ・・・
地獄に落ちないよう
【仏】が慈悲の心で見守っている!
しかし・積んだ そばから地獄の鬼に壊されてしまう
子供は泣く泣く・・・また最初から・・・・・石積みを始める・・・
石積みは際限なく続く・・・やっても やっても
やり遂げられない悲しさ虚しさ・・・
それが 【賽の河原】の石積み・・・!
この・・・一部始終を見ていた <地蔵菩薩>は
余りの子供の過酷な石積みに哀れを覚え・・・
助け出してやった!
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・・・道端で お地蔵様を見ることがある
ある人は合掌し
ある人は腰を折り賽銭をうち 一心に祈る
この お地蔵様信仰は
子供を死なせた切ない親の心・
詫びる心から でているものと推察する
昔は幼児の死亡率は非常に高かった
子供に先立たれた親の気持ちは いかばかりか・・・
更に「間引き」(食うに困り子供を殺す)
等を犯した親は罪悪感にさいなまれ・・・
特に お腹を痛めた母親の苦しみ、悲しみは
想像にかたくない!