藤壺 禁断の恋 | なんでも書いちゃってます

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母・・・「藤壺」 


息子 「光源氏」

との許されざる恋

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限りとて  別るる道の  悲しきに

  いかまほしきは    命なりけりり  

        
       「桐壷の更衣」





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「光る君」は幼くして母親(桐壺)に先立たれ

寂しい思いを強いられてきた


「光る君」は母「桐壷の更衣」の

高貴な美貌を受け継ぎ

類いまれなる

美貌と才能を花開かせていった


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父「桐壺の帝」は幼い「光」を思い

「藤壺」と再婚した


「輝く日の宮」 

といわれるほどの

その美しさは例えようもないほどだった
 


「藤壺」は幼い「光」を慈愛をもって育てていった


 
「帝」も 喜んだ

息子「光」も「藤壺」になつき楽しそうだし・・・


美しい「藤壺」が居るだけで御殿は華やいでいた


そして月日は流れ・・・・・


「光」は「元服式」を迎えた
大人になったのである


そんなある日・・・


「光」は風邪をこじらせ
高熱を出し病の床に伏していた


「藤壺」は かいがいしく「光」を看病し続けた・


その甲斐あって
「光」の症状はずっと落ち着いてきた


「光の君ご気分はいかがですか」


「宮様の看護のお陰で元気になっております」


「そ~ぅ それはよかった」


「御父上は?」


「今日は重要な会議でお出かけになられました」


「帰られるのですか?」


「今日はお帰りにはなられません」


「そうですか・・・
宮様風呂にはいりたいのですが」


「もう少し我慢なさって下さい
風邪のときは風呂はよろしくありません」


「そうですかなんだか気持ち悪くて」


「お体拭いてさしあげます」


三歳の時から見てきた「光」は今15歳
 立派な大人の体に成長していた


「藤壺」は「光」の胸元をはだけ
ぬるま湯でしたしたタオルで拭いた


「気持ちいいです」


「それはよかった」





「あっ!」・・・


「藤壺」は小さく叫んだ


「光」は母・・・「藤壺」の胸元をはだけ
顔をうづめてきた


「私は貴方の母です」

「わかっています」

「父上様の妃ですよ」

「わかっています」

「正気の沙汰ではありません」

「わかっています」


「藤壺」は言葉で拒否はしたものの
「光」を優しく抱きしめていた



「藤壺」は激しい胸の高鳴りに息苦しかった

「お母様・・・」


観念したかのように

「藤壺」は 何のためらいもなく

「光る」に従った・・・


<犬 畜生にも劣る私の行為

「帝」にも「光の君」にも このままでは良くない>


「藤壺」は身重の身体を抱え・・・・・


29歳の若さで・・・


罪の意識に苛まれ出家した・・・


そして37歳という女盛りで

誰にも知られること無く 

ひっそりとその波乱の生涯を閉じた

 

aikakobo様より資料借用



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