内気な 【紫式部】が・・
才女・・・【清少納言】を
【紫式部日記】 で痛烈に批判した!
巡り逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に
雲がくれにし 夜半の月かな
紫式部
確かに巡り会った はずなのに・・・
でも・・逢った気もしない短い間に
・・・早くも雲に隠れてしまった夜半の月のように・・・
久方ぶりに逢ったのに・・すぐ帰ってしまった貴方・・・
どうして そんなに急いで帰ってしまったの?
夜をこめて とりの空音は はかるとも
よに逢坂の 関はゆるさじ
清少納言
夜の明けないうちに鶏の泣き声を真似て だまそうとしても
あたいには 通用しないわよ!なめんじゃないよ~先輩!
これ・・おかしいでしょう?・・・清少納言が・・・あたい・・・だとか
なめんじゃないよ~・・・とか・・・こんなこと言う?」
「言う訳ねえだろう!
「いや・・言う訳ねえだろうって・それはそうでしょう・なんでいきなり?」
「どうも俺はすぐに感情移入しちゃうタイプだから・・・この読むからに
勝気そうな清少納言の歌に・・・ついつい・・暴発してしまった!」
「打つ手なし・・・」
「気を持ち直し・・・最初から口語訳に戻る」
夜の明けないうちに 鶏の鳴き声を真似て だまそうとしても
あの中国の 函谷関(かんこくかん)なら 通れるだろうけど・・・
この逢坂の関は決して開きませんよ・・・私は貴方に会いはしません!
「先輩!ほんとに 清少納言って 気が強そう」
「すごい激しい歌だよな・・・でもこの清少納言は幼い頃から
父(清原元輔・きよはらの もとすけ)に師事し 和歌や
漢文を学び(この漢文に中国の函谷関(かんこくかん)とかが出てきて
当時としては ハイソサエティーな最先端をいく才女だったと想像できる
一条天皇の皇后・・・定子に仕えながら・・・あの・・あの・・あの・・あの
「先輩!・・・あの・・・が多すぎない?」
「いや・・・ここは クライマックスだから 充分引っ張り必要がある
あの!日本の随筆文学を代表する・・・「枕草子」を書いた!」
この清少納言に対し・・永遠のライバルといわれた 紫式部は
とても内気な性格だった!夫と死別後・・・藤原道長に大変かわいがられた
内気で楚々とした紫式部に道長は胸を熱くした・・・
「式部!もっと 近こう寄れ」 「あぁ~道長様・・なりませぬ・・・」
夫と死別後・・・この道長との抜き差しならぬ関係等を踏まえ・・・・
あの あの あの あの あの余りに有名な 外国でも翻訳されてる
夕貴のブログでも・・かなりのスペースを割(さ)いた 「源氏物語」を
膨大な紙数を割き完成させた!
他に「紫式部日記」も書いた!これは・・清少納言同様
一条天皇の后(彰子)に仕え皇子が誕生するまでが書かれていて
当時を知る上で貴重な資料となっている」
この紫式部と清少納言は 永遠のライバルであり・・あの才女
清少納言に対し・・内気と言われてる紫式部が・・清少納言が
なんぼのもんじゃ!<枕草子>?たいしたことないじゃん!
「先輩!ブレーキ!ブレーキ・・ほんとに 内気な紫式部が そんなこと
言ってるんですか?」
「一平!お前 俺をなめてないか?・・・<紫式部日記>を読んでみろ
【清少納言は大変に 利口そうな顔をして漢字を使い書いてるが
その文章を読むと・・・そう上手とはいえない】・・・こんな強烈な嫌味を
書いてるんだぜ・・・すごいよな~