そういえば、母親が夜食作り始めたくらいの高3時期に高校で三者面談があった。
公立高校だったので、大学を受験する者はいよいよ志望校を決定して、高校側に伝えて対策を、という大切な面談だった。
結論から言うと、母は来なかった。
過食嘔吐真っ最中だったため、外に出られなかったのである。
ちなみに、小学校の家庭訪問、参観日、運動会、親子遠足、中学の三者面談でも過食嘔吐でブッチ経験があるので私はまたかと慣れっこであったが、担任はドン引きしていた。
三者面談面談は母親の体調不良という理由でリスケしてもらった。
母曰く、大事な用事があると思えば思うほど、過食嘔吐してしまうらしい。
過食嘔吐だけでなく、やらなきゃいけないと思えば思うほど出来ないのは精神疾患あるあるかもしれないと大人になった今は思う。
けどあの頃は、ドラッグストアとか業務スーパーとか、深夜でも大雨でも台風でも、ほぼ毎日行ってて、食べて吐いてトイレ汚すだけ汚して、お風呂も毎日入らないで掃除もしないで、それなのに毎日毎日辛いだの悲しいだのなんだこの女、やりたいことはやるくせにってほんと理解不能だったし母とはもう思ってなかった。
ただ単に汚くて機嫌を損ねてはならない厄介な女くらいにしかもう思っていなかった。
姉も万引きを繰り返していた時期で何回も警察に捕まるし、正直受験どころじゃなく、よく正気を保っていたと思う。
第三志望の大学入学は世間から見れば大学受験失敗かもしれないが、よくぞ大学に受かったと思う。
続きます。多分。