ドイツからもう一人の孫と娘が夏休みでやってきてから、3週間が過ぎたが、

東京の暑さは日に日に激しくなってきた。

 

 最初のころは二人で上野や秋葉原あたりに行っていたが、そのうち孫はパスモをもらい一人で出かけるようになった。

 

 日本で、慣れない一人歩きを心配し、娘は時々GPSの位置情報を見たりしていた。

正しく電車も乗り換えて好きなところに行っていた。

 

 パスモあれば安心だね、切符を買う煩わしさもない。とても便利なものだから、

お昼、お店に入りモスバーガーを注文したらしい。

 

 孫の行く先は把握されてしまった。出発する前お水をたくさん飲むようにとねんを押されていた。

 

 大丈夫自動販売機でパスモで買うから、なるほどねこれも便利、ドイツにはいまだに自動販売機はない。

 

 それでも日本は経済ではドイツに抜かれた。何が違うのだろう、人口は8000万人そこそこの国ドイツ。

 

 EUをけん引している国ドイツ、違うところはたくさんあるが、子供の教育がまず違う。 夏休みの宿題なんかは一つも出ない。

 

 夏休みに宿題があると言うなら、宿題?なんで休みでしょう。

学校は小学、中学、高校などとは言わず、1年生から12年生と言う呼び方をする。

 

 高校は10年生から州により12年生で終わりになったり、13年生のところもある。和のいるオルデンブルグは13年生まで、つまり高校4年生がこの夏休みが終わると始まる。

 

 そして大学に進学するのはその過程を卒業する必要がある。そのあとはいつ大学に行っても良い。大学入試はない。

 

 高校を卒業したからとすぐ大学に行く若者は半分もいるかどうか、1年ぐらいは世界を旅したり好きなことをやっている若者が多いのだそうだ。

 

 なんと自由でのんびりした人生だ事。この自由さがこの国を大きく支える人を作るのだろうか。

 

 日本のように大学入試だ就職だと、考える暇もないほど先に先に進まなければならない忙しい生活は、私のドイツの孫にはない。

 

 あと20日ほどになってしまった日本の夏を、何とか楽しんでもらいたい。13年生を卒業したら、夏休みではなくもっと良い季節に日本に来たらいい。

 

 ドイツは今15度ぐらいの寒い夏だそうです。27度にもなればみんな喜んで日光浴を楽しんでいる。そんな日は夏休み中数日あるかどうからしい。

 

 夏はドイツで過ごしたいが、あの戦争でロシアの上は飛行できない。大きく回り長時間の飛行は嫌だ。だから私が和の国行くことはもうないだろう。