さて姉妹の妹に後見人が付き、その後団子売りの女は妹の財産を盗り続けることは出来なくなった。

 

 しかし妹の入所施設には出入りしていた。ここで持ち込み以外の物をタンスから見つけた。分厚い雑誌の中にA3のリポート用紙1冊。

 

 何をするものだろう、ほとんど本も読まない文字も書かない妹の部屋にあるのは何だろう。 いらないものは持って帰るのがこの老人ホームの規則。

 

 必要ないと分厚い雑誌とリポート用紙を持って帰った。後でとんでもないことがわかったのだ。

 

 団子売りの女はここで、姉妹に遺言書を書かせるつもりだったのだ。死後の財産を団子売りの女に寄贈すると。 どこまで卑劣なやり方この期に及んで!!!!!

 

 

 認知症で後見人までついている85歳の老人に、遺言書書かせても無効に決まってる。事故の慰謝料が1億入ると姉は騒いでいたから、それを狙ったのだろうが。

 

 一般の無職の老人が例え事故にあい死亡したとしても、どこの誰が5000万円、1億円と払ってくれるだろう。馬鹿な団子女め!!!!!

 

 一人になった姉の家にも出入りしていた。(その頃はまだ後見人の準備中)

 

 ある日姉が足が痛くて歩けないと入院した。私にお金をおろしてきてほしいと言うので銀行に行った。通帳を記入してみると二か所から入る年金の一か所が入っていなかった。

 

 それを言うと「変だね他に移したのかな」ボケ~と言う.わからないようだった。あれこれ盗りつくした団子女は今度は2か月に1度入る年金にまで手を付けた。

 

 新しい郵貯の口座を作ってあった。二か月で18万円ぐらい入る年金だった。姉のほうは自分の年金と30年以上前に亡くなった夫の遺族年金を同額ぐらい貰っていた。

 

 月平均でで2つ合わせて18万ぐらいだった。贅沢しなければ食べていける金額だ。

団子女はその年金の1つ分を奪うつもりだった。

 

 見つかったと知り1回分だけで郵貯からの年金は元の銀行に戻してあった。ちゃんと法律的に認められている養女の私を飛び越えて何ということ。

 

 これら一連の悪事は一人でやったわけではないと思った。団子女の行く先々で運転手としてその夫もいたのだから。

 

 そればかりか団子女の娘夫婦までが、認知症の姉のほうを朝早く迎えに来て何処かに連れ去ったこともある。

 

 予約してある病院に行く日で迎えに行くと、「少し前若い夫婦が連れて行きましたよ」と近所の人が言うではないか。

 

 その日はペースメーカーの検査の日だった。もしそこで若い二人と鉢合わせたらどうなっただろう。

 

 こんなこともあった。姉がデイサービスに通所していた日、その施設に団子女とその夫が来て姉を連れ出そうとした。

 

 施設が察して、「家族だけしかできないんですがどなたですか」ときき。「友人です」と言うので、一応姉と合わせると行きたくないと言ったのだそうです。

 

「 それならいい!! 」捨て台詞を残して帰ったのだとか、施設がいきさつを知らせてくれた。あの夫婦には絶対に合わせないでください、私は疲労困憊していた

 

 最初のきっかけは団子女一人の悪事だったのが、団子女は家族をも巻き込んできたのだった。                         3章へ続く