こっこです。
心理カウンセラー / 講師
■ 自己肯定感、その前に...
■"順番"が違うから、頑張っても変われない
■ 脳と心理の仕組みから、正しい順番を解説
■ 頑張らない心の土台づくりが学べます
■小児ガンだった6歳の長男を自宅で看取った天使パパ
■人間心理学センターピース専属トレーナー
初めましての方はこちら
====================
====================
メールの送信ボタンの上で、指が止まったまま動かない夜があります。
文面はもう何回も読み返した。
それでも、
「これで送って大丈夫だろうか」
「相手にどう思われるだろうか」
そんな声が頭の中で回り始めて、結局その夜は送らずに閉じてしまう。
別に怒られた経験があるわけでもないんですよね。
なのに、新しい一歩の手前で、毎回同じところで固まってしまう。
失敗が怖い心理が動き出すと、頭の中だけが先回りして、体は一歩も動けなくなるんです。
今日は、失敗が怖いのを克服したいのに動けない人のために、心のしくみを一度整理して、なぜ「やる前から疲れてしまうのか」を見ていきます。
失敗が怖い人に共通する「行動の前にフリーズしてしまう」感覚
失敗が怖い人の話を聞いていると、ある共通点があるんですよね。
失敗そのものよりも、失敗するかもしれない「手前の時間」で消耗していることが多いんです。
たとえば、こんな場面。
新しい仕事の依頼に返事をしようとして、文面を10回書き直す。
少し挑戦したい応募フォームを開いたまま、何日もタブを閉じられない。
会議で発言したい意見があるのに、口を開きかけて、結局飲み込む。
行動そのものは数秒で終わる場面なんですよね。
でも、その数秒の手前で、頭の中では膨大なシミュレーションが回っている。
「ここで失敗したら、相手はどう思うだろうか」
「うまくいかなかった自分を、自分はどう扱うだろうか」
失敗が怖い人は、未来の失敗だけじゃなくて、未来の自分の反応まで先取りしているんです。
だから、まだ何も起きていないのに、すでに疲れている。
体が止まっているのに、心の中だけが全力で走っている感覚があるんですよね。
この「行動の前にフリーズしてしまう」状態を、ただの慎重さや真面目さと同じものとして扱うと、いつまでも入口が見つからないことがあります。
失敗が怖い心理の奥にある「失敗=自分の価値が下がる」しくみ
失敗が怖いのに、自分でも理由がうまく言えない。
これがどうして起きるのかを整理していくと、ある一つの設定にたどり着くことがあるんですよね。
失敗が怖い心理の奥には、「失敗=自分の価値が下がる」という結びつきが置かれていることが多いんです。
普通の感覚だと、こういう順番になります。
〇:失敗をした → 結果が悪かった → 次に活かす
でも、失敗が怖い人の中では、もう一段ジャンプが起きているんです。
✖:失敗をした → 自分はダメな人間だと証明された → だから挑戦してはいけない
失敗が「結果」ではなく、「自分への評価」として処理されている。
たとえば、こんな等式が無意識に動いています。
「うまくできない」=「自分には価値がない」
「ミスをする」=「人から見限られる」
「期待に応えられない」=「居場所がなくなる」
これは性格の問題というより、子どもの頃からの設定の問題なんですよね。
「ちゃんとできる自分」だけが認められてきた経験があると、失敗は「結果が悪いだけのこと」では済まなくなる。
存在そのものへの×印として、心が処理してしまうんです。
その設定が残っていると、どれだけ準備をしても、どれだけ知識を入れても、失敗が怖い感覚は薄まらないことが多い。
奥にあるのは、「失敗の重さ」ではなくて、「失敗と自分を直結させてきた古い回路」の方なんですよね。
失敗が怖いを克服する前に、ひとつだけ見直したい前提
失敗が怖いとき、ほとんどの人は「もっと強くなれば克服できる」と考えるんです。
メンタルを鍛える、成功体験を積む、ポジティブ思考を入れる。
でも、僕は順番が逆だと思っていて、「失敗と自分を切り離す前提」を先に置いた方が楽になりやすいんですよね。
実際にやってみるのは、こんな順番です。
失敗が怖くて動けなかった場面を、ひとつ思い出す。
そのとき頭の中で動いていた言葉を、いったん声にしてみる。
そのあと、こう問い直してみる。
「失敗したら、本当に僕の価値が下がるんだろうか」
「それとも、失敗と自分の価値を、僕が勝手に直結させているだけだろうか」
たとえば、応募フォームを閉じてしまった夜。
「これで落ちたら自分はダメなやつだ」ではなくて、「落ちることと、僕という人間の価値は、本当に同じものだろうか」と聞き直してみる。
ほとんどの場面で、結果と価値はもともと別物なんですよね。
くっつけているのは、出来事の方じゃなくて、こちら側の前提の方だったりする。
ここまで見えてくると、失敗が怖いを克服しようと頑張るより、「失敗を価値に変換しない練習」を始める方向に手が届くようになるんです。
直しにいくのは、勇気でもメンタルでもなくて、自分への扱いの方。
その小さな視点の差が、フリーズしてしまう手前の時間を、ほんの少しだけ短くしてくれることがあります。
自分の人格と行動は分けて考える。
これを身に付けると、へこんで自分責めしている同僚や、失敗して悲しんでる子どもを優しく励ますことにも役立ちます。
失敗が怖い理由を「メンタルの弱さ」ではなく「失敗と自分の価値を直結させているしくみ」として見られるようになると、動けない自分を責める言葉が少し弱まっていくんですよね。
なら、次にできるのは強くなる練習だけじゃなくて、自分への前提をもう一度引き直すことかもしれません。
それには自己肯定感がカギとなってきます。
ただし、いきなり「自己肯定感を上げよう!」と頑張っても多くの人がうまくいきません。
正しい順番を知らないからです。
「自己肯定感は最後に満たす..その理由とは?」を動画で解説しています、LINE登録すると無料で今すぐ見れますので、こちらからどうぞ!

