ご自身が手がけている事業で販売している物がサービスであれ、物販であれ購入されていると言う事は利用者がいる事は「価値」を提供していると言うこと。
ただ、最近起業した友人に話を聞いたんですが
A「起業することにした！お洒落なアフリカ雑貨を輸入して提供するんだ！」
私「誰に対して、どんな価値を提供するの？」
A「とにかく質が良いんだ、日本で売れる！」
さて、この友人の商売は上手くいくでしょうか。
私は厳しいと思いました。
今でも日本全国探せば類似品はいくらでも出てきます、世界中にネットがあるので通販サイトを見れば他社も同じ様な物を提供しています。
その中で、誰に対して、自分の価値は何を提供するのか定まっていないのは危険です。
例えば、アフリカ雑貨を例にするのであれば、物を売る言葉を考えるのではなく、根本的な価値について考えるべきなんです。
アフリカ雑貨を買いたい人はどんな人か？
デザイン性が可愛いので男性より女性の方が需要がありそうだ、などです。
では、女性がアフリカ雑貨を買いたいと思う時はどんな時か。
旅行に行き日本に持ち帰る「記念の想い出」として買いたいという旅行先でのニーズがあります。
まぁ、せっかく来たし何か買っておくか。と言う心理ですね。
ここでのアフリカ雑貨の価値は物には無いんですよ「友達と旅行に来た想い出を思い出せる品」に商品を買う価値があるんですよね。
その女性が買っているのはアフリカ雑貨ではなく、友人との想い出なんですよね。
後のニーズがあるとするならば、一度アフリカへ行き気に入った商品があり、また買いに行きたいがコロナで旅行に行けないと考えているリピーターをターゲットにするのも良いでしょう。
今、気に入っている商品を持っている人が気になるホームページ、ロゴ、雰囲気づくりが大切です、これがブランディングになるんですが。
ここでも、アフリカ雑貨を買う価値はアフリカ雑貨が欲しいから買いたい！
ではなくて「コロナ禍で旅行には行けないから、ネットで買う」という「旅行に行く時間の削減」を購入してくれています。
そうして、自分が提供する価値を再認識することで相手に届きやすい言葉、フレーズ商品が作ることが出来ます。
まず大切なのが、誰に対して何の価値を提供するのか、今一度考えたいですね！