夕立止み水溜りの鏡
さよなら繰り返す日々
向かう足取り重く
引きつる笑顔の紡ぎ

君が言ってた想像は
どんな風に空を飛んだかな
水滴繋がるグラスの中
時はもう十分に経った

どうにか越えたハードル
どうにか破った過去
独りでも構わないけど
独りにはしないで
君へ、君へ、


また1つ時が消えた
遠ざかる街の光
近づきもしない君の光
虚しさの生き返し
そうやって繰り返し
同じことを分かち合うことは
もう君以外には無理な気がする



星屑の謙虚な街灯
さよなら言わずにすれ違い
求める優しさが何なのか
影に問う最後の夢

君がふざけた未来が
垣間見えた瞬間
印を付けても消えた
もう十分すぎるほど経った

もうすぐ越えるハードル
もうすぐ流れる流星
手が届く距離などに
置くなんて酷な話
もう、君は、


また1つ時が過ぎた
繰り返す同じ道
繰り返されない君の場所
苦しめた代償を
解き放つ深い愛情
隣という不思議な存在の君
何故居ないのか不思議な君



どうにか見えたハードル
どうにもならない体力
息が切れたときには
もう既にそれは
遥か、遠く、



また1つ時が消えた
遠ざかる夜の光
近づくこともない君の光
優しさの思い返し
もう100度嘆き返し
同じことを始めて想った
君はいつまで遠いのだろう











すごく悲しいウタなんです。
もう側にいない人のことを、想いたいのに 想うと苦しくて 何も手につかなくて、だけど忘れられなくてっていう葛藤のウタです。
苦しめた代償を解き放つ深い愛情、ってところがお気に入りかな。
題名は、少し違うだけなのに全然違う、
ということより、1と0.9で、0.9です。わかりにくい?


by伊南





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