電気を消した孤独の部屋
小さいため息が月明かりに霞む
春を越えた季節は
いつしか夏の匂いさえ
どこか懐かしく漂った

あなたが云った全てを
忘れたくなくて
頭の中に書き込んだ


愛を教えてください
誰かのために生きられなくて
歩くことも話すことも
閉ざした扉の前で
無心に通り過ぎるように
冷たい風に暖められる心
あなたが掬ってくれるなら
信じてみたいのです




それは冬の歌だったのかもしれない
でも何度繰り返しても
意味を見出すことはできなくて
こんなものかと
繋がりを恨んでみたけど

あなたが何も言わなくても
微笑んでいられるのなら


愛を教えてください
その遠く近い距離でいい
笑うことも泣くことも
助走が必要な位
その全てが高いハードル
あなたが掬ってくれるなら
両手を伸ばしてみたいのです


呼んでいたのかもしれない
秋の夕暮れのような
美しく そして冷たく
突き放されても


愛を教えてください
誰のために生きられなくて
恨むことと苦しむことは
きっとあなたへは向けられない
それは必ず未来の中から
あなたに掬ってもらいたくて
最後に信じてみたいのです










割とスラスラとかけたってことは、きっと私の詞なのだと思います。いや、いまの私の恋愛詞。
春夏秋冬がちゃっかり入ってるんですよ。秋をどうしようかと迷いました。


by伊南






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