雨降り後のアスファルト
灰色に滲んだ空
君の心を探した朝
涙で目覚めた夜

曖昧な距離を保つのは
苦しいけれど簡単だった
耐えるのは別によかった
それからは欲の話になって

口下手な君の
言葉を運ぶ唇から
何かを見つけることはできなくて
疑いを持ち正面に立った
君を信じていたいけど
疑いから入るのが正しい
その答えは二重丸だった


追いかけて
その背中を追いかけて
欲しがった君の全て
なのに君が振り返って
手を差し伸べた瞬間
理想が崩れていくのを知って
走っていた足は
揃えて地に着いてしまっていた



自分がわからないと
君に泣いたあの日から
半開きになったドアは
蹴飛ばされてしまった

ドアは閉まったのか
開いてしまったのか
まだ知らないのに
君は近づいてきて

風が聞こえたから
どうも閉まったらしいくて
でも光が見えたから
開いていてもおかしくなかった
自分をコントロールさえ
できなくなってから君は


優しさを押し付けて
その笑顔で傷を癒した
あんなに欲しかった君の
何を知ることもなく
只あの日のが蘇るのを祈っていた
君を信じるなんて
口だけだとわかっていた



追いかけて
その背中を追いかけて
触れようとした君の心
なのに君が手招きして
触れてもいいと言った瞬間
どうしていいのかわからなくなった
真実は、君の真実はどこ?

欲しがった君の全て
なのに君が振り返って
手を差し伸べた瞬間
間違ったと躊躇した自分
君は本当に見てるままの
君なのですか







最近作詞をノートに書くから、こっちに書かなくなってしもた。
このうたは簡単に言うと理想と現実ですね、モデルは自分です。
タイトルは低い雲よりテイウン、teiumです。

by伊南



iPhoneからの投稿