少し寒い風
朝の匂い
時間通りの坂道

少しだけ違う
隣の席と
窓の景色

何も変わったりしないよ
そう言ってたくせに
君がいないだけで
こんなに色は減るのだろうか

少し心が
持ち上がって
小さな心拍数

桜色の春風
柔らかい日差し
反射するガラス

どうして永遠を
誓えなったの
あと一歩でどうにかなれたなら
戻りたい
君のいた景色に戻りたい


大人になんてならなくていいから
せめてまたあの頃に戻って
君の匂いや側にあった空気
どれかでいいから
何か一つ
一つだけでも
ここに残して行ってよ

そしてまた
この目に映る景色を
鮮やかに染めてよ



どうして永遠を
誓えなかったの
手の届く場所には
最初から君は
いなかったのかもね

どうして永遠を
求めなかったの
君の全てを愛していたのに
君の全てが好きだったのに


大人になんてならなくていいから
せめてまた初めから出会わせて
そして君のこと
好きになんてならないで
こんな思いしないで生きていく
その位しか望めない

そしていつか
この景色を
鮮やかに染めてよ









春です。別れの春です。
先輩を好きだった人の曲。誰かさんイメージ。
ちょっとパラキスはいってる。
タイトルはモノクロより。消しゴムのMONOも掛けてます笑


by伊南



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