中庭に光がさしているよ
少し眩しい
真新しかった制服は
いつしか身体に馴染んでた

タイルの上を
規則的に歩くのは難しい
そうして足元ばかりを見ていれば
顔を上げることも忘れてた

同じ毎日の繰り返しは
くだらない、面倒くさい
そう言いつつ 君に出会えて
それから黙ってしまった

窓が遮る午前
影を揺らす午後の日
いつしか探してた
いつしか前を向いてた
いつしか君のことを好きになってた

君に会えたなら
それだけで僕は
世界最大の嬉しさに出会える
もう少し近づきたい
わがままを許して
恋を初めて美しいと思えたよ


横たわる水曜日
何も考えずにいるつもりなのに
こんなんじゃ駄目だと
言ってみても変われないのは自分のせい

またあの場所で会えるかな
期待はいつも裏切られるけど
想うことだけはやめられないよ

君に会えたなら
それだけで空が
少しづつ透明に変わるような気がした
ねえ側にきてよ
大声で言ってみたい
心が宙返り
また君を見つけた


時は決して解決してくれない
無駄な理想は理由にならない
論理だけじゃなにも手に入らない

時々心が痛んだ
パソコンも原因は知らない
恋はいつだって脇道で誘惑するけど


君に会えたから
それから僕は
好きという気持ちを
心の中に手に入れたんだよ
ねえいつも見てたい
壊れないようにしたい
勿体無いな
いまこの気持ちを全て味わうなんて








片思いのうた。めずらしく明るい感じに仕上げてみた。
でもやっぱこーゆーのは難しいな。


by伊南





iPhoneからの投稿