何も見えない
こんな夜は
独り孤独に耐え眠る

数えても
たどり着かないような
永遠が目の前をさまよう

君が無くした空を
塗り直す力など持たず
願うことがどれほど
無力なのかを知る


せめて
思い出さないように
孤独と手を結んで
抱きしめ合いながら
悲しみを分け合って

こんな
深い感情も
まだ邪魔する気なの
誰と分ち合うものでもなく
耐えぬいて
君が存在を消すまで


霞んだ空気の中に
返答の声もなく
孤独なんだと思い知る

君が壊した過去を
修復する力も持たず
想うことがどれほどの
痛みを伴うのかを知る

せめて
思い出さないように
孤独に負けてみて
傷つけ合いながら
悲しみを共有して

なのに
届かぬ感情も
まだ消せないの
誰を消すのでもなくて
忘れて
君が過去に気づくまで