ひとりアルコールに
酔った夜は決まって
叶わない夢を
ただ漠然と見る

君が消した過去を
未だにあたしは消せない

臆病なの
まだ忘れたくないの
でもそんなこと
誰に言えるわけもなく

同じ空間で
同じ道を歩き
同じ天気の中
同じ空気を吸う
それだけでいい

もうこれ以上
遠くへ行かないで


片手に収まる
会話の中で
君をいくつ見つけた?
ただ欲しくて
あたしだけを
見てほしくて

好きが簡単に
言えないことを
知ってしまった
次にはまだ
行ける気がしない

だって君が
本当に好きだから