青が香る
夜に色が滲む
蜘蛛の糸のように
振り払えない残像

失っても行き場所はある
進まないコマをいつまでも
眺めてるほど気長じゃない

だけど勇気がない
からっぽになれない
確かなものを
手にしたいだけなのに


身体を青く染めて
過去も見えない位
青い血に今すぐ染めて
温かさなくなるように
無駄な思考はいらない

身体を青く染めて
夢まで一色になって
鼻をくすぐる青に
今すぐ依存してしまいたい
迷う選択はいらない


青が香る
夜に色が広がる
蜘蛛の糸のように
まとわりつく