あれから季節は
巡る止まることなく
今日も暖かい風が僕の
体を纏っていく

途絶えたままの返事を
待つこともなかった
気付いてたんだ本当は
泣いていた
もう決めていた

遠く離れている
近く側にいる
何も違わないはずなのに
また思い出すの


嫌いな春の空
また遠ざかる思い出
褪せては色をつけて
押さえつけて消えないように

青い空の遠く
また消えた鮮やかな影
流れてく雲を掴むような
願いは濃くなって

光るように
一瞬輝いては
消えてなくなる