子供が急ぎ足で今日から
逃げていくように帰る
そんな現実だって
受け止められないワケじゃない

いつもの時間の
いつもの電車に乗り込む
都会が静かに色を変えて
追い出すようにして

錆びた気持ちなら
もうどうしようもない
このまま知らないフリして
関係ないと言って
時間だけは変わってゆくの
いつまでも


疲れたんだ もう嫌なんだ
この両手には抱えきれない
間違ったんだ もう最後なんだ
現実が混ざった現実が
カタチのないくせに重いから

続いてたんだ 希望はあって
欲だけは腐らないみたい
感じたんだ もう確かなんだ
現実のまざったにおいが
見えないくせに目障りだから