どうしてあの日
夢は覚めたのだろう
会いたいだけなのに
傷つけては見えない血が
頬を伝った

思い出ほど
代えられないものはない
愛したいだけなのに
傷つけては溜まった血を
引きずった

最後に笑うことができたなら
最後に叫ぶことができたなら
星屑を踏み付けて
倒す音がした

最後に伝えることができたなら
最後に信じることができたなら
何かは変わって
空は明けていた


2人が2人じゃなければ
運命も信じた
だけど2人が2人じゃなければ
出会いはなかった
残酷なイトに結ばれ
繋いだならば
矛盾した世界は
また狂っていく

2人が2人じゃなければ
運命は消えた
だけど2人が2人じゃなければ
涙はなかった
残酷な意図で結ばれ
繋がれたならば
矛盾した世界を
破滅に導いていく


愛したい思いは
いつか思い出という
ハコに終われて
言葉もなしに
終りを迎えるだろう