「よろしくお願いします」と
挨拶を交わし始まる
アタシもちょっとだけ
首を下げてみたり

向かい合う机
いつもの教室
聞き飽きた「進路」や「学校」
そんな単語が飛び交う
時々振られる質問に
曖昧に答えて笑う

言いたいことは
つまりね…って
簡単には言葉にできない
大人の期待に応えなきゃって
思わなくもないけど
ベランダのむこうの青空が
まだ知らない未来においでよ
そう言った気がしたの

「将来…」
何度無視してきたんだろう


ぶつけてみた
アタシの本音
ごめんなさいと心の中
でめ諦めないよ
諦めたくないよ
アタシは決めた
旅立つんだ
描いてきた未来へと

「ちょっと夢見すぎでしょ」
呆れた声
想像してた通り
「でもな」と
期待を裏切られた者
あなた達の言いなりには
今回ばかりはなれないよ

「決めたんだ」
蹴っ飛ばされた理想
可愛く笑ってばかりじゃない
いられない人生
つまらない必要性ないんだ
だから

だから

未来へと旅立つ