安岡 正篤の言葉（その二一四二） 政治家と実践哲学

戰國の策士・巨頭と法家

一　蘇秦・張儀・孟嘗君など

その六國を縱に合して

秦に對抗しようとするのが合縱であり、

これを逆に衡（横）に連ねよう、

卽ち秦と妥協させようとするのが連衡で、

前者の代表的人物を蘇とし、

後者の代表的人物を張儀とする。

今日ならば、

さしづめ西歐聯盟を以て

ソ聯を當らうとするのは合縱であり、

その妥協を謀らうとするのは連衡である。

（43 43' 23）