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(続き)

その代表(高橋信次)は、東京下町の大田区でコンピュータの関連企業を営んでいた。彼は天啓を受け「内なる魂の存在に目覚め、宇宙を貫く法(神理)」に達したと謂う。そして人生には誰しも〝目的と使命〟があると悟り、毎週土曜自宅で「土曜会」を始めたのだが、志半ばで自らの死を予言しその日に亡くなったと謂う。後継者は長女佳子女史で、十九歳の時、「自己の確立と調和」を新たにGLAの使命とした。大きな出来事では、大阪の宗教団体「瑞宝会」の集団帰依による、組織そのものゝGLA関西本部への転換、東京小金井市のキリスト教の宣教師・建物ごとの移籍移動などが見られる。高橋信次の死亡時の会員は約九千人(1976)だったのが、2018年には約五万五千人(物故者約九千人含む)の隆盛を誇っている。以上参考までに概略を記したのだが、筆者は当時上記の彼に一度だけ会合に誘われた事があった。地下の集会室に入ると十数人の信者が集まっていた。特に祭壇のようなモノはなく置かれれているのは高橋信次の写真一枚だけだった。

(続く)