第一次試験 まず最初にやること~それは運命の分かれ道~pat1 | 一握りの幸せを小瓶に入れて

一握りの幸せを小瓶に入れて

日常などを気ままに書きつつる日記のようなものと小説を書いています。

桃色の花が咲き乱れる季節、春。

ぽかぽか陽気のこの日、俺井上静都は高校2年生に進級した。

俺の通う新月帷学園は学園都市でもあって地図にもなってるなんだんだか凄い学園。

意外と有名なんだよなぁ。

桜並木の真ん中を堂々と歩きついた校舎は春休みぶりに見る。まぁ、たった数週間ぶりなんだけどさ。

それに学園は都市のど真ん中に建てられてるからどこにいても学園は見えるけど。

やっぱり正面から見上げると迫力がまた違うんだこれが。


「校門前でつったっていられると邪魔ですよ」


落ち着いた低い声のトーンとともに、知りに感じた軽い衝撃。

その衝撃に立ち止まっていた足が強制的に動かされたたらを踏んでしまった。

この落ち着いた声と俺にこんなことをするのは1人しかいない。

地味に痛いんだぞ、このやろー。


「なぁにすんだよ、みーかーどーっ!」


手加減してるってのはわかるけど、いきなり後ろからやるのはやめろよな!

さすさすと右手で尻をさすって後ろを振り向いて、俺の視界に映った奴にキッと目じりを吊り上げ睨みつけてやった。


「邪魔だから邪魔と言っただけですよ」

「”言っただけですよ”っじゃねーだろ!あきらかに俺の知りに蹴りを喰らわせただろうが」


菜に澄ました顔してんだ!

お前無駄に顔が綺麗だからムカつくんだよ。はったおしたいくらい。

男のわりにはさらっとした切りそろえられている夜空みたいな黒髪、そこから覗く深い青色の瞳は少し吊上がってて帝のクールな雰囲気を倍増させている。

俺もこれくらい顔が整ってrたらモテたのかな……。

はは、自分で思ってなんだけど胸が苦しくなってきちゃったよ。あれ、なんでだろう視界が歪んで……くぅっ!これだからイケメンは!

はぁ……とひとつため息を吐いてから、俺はいつのまにか先に進んでいた帝の後ろ姿に気づき慌てて追いかけた。アイツはなんでこう俺に冷たいんだ?!

校門をくぐり少し歩いた先には広いグラウンドとそこを囲むように緑の芝生が見えてきた。

グラウンド場にはお知らせ用として大きな掲示板が置かれている。今日は新学期のためその掲示板にでかでかと俺たちのクラス分けが発表されているのだ。

そのため、この時間帯はグラウンドには人がまるでゴミ……げっふんごふん。人混みができている。

うわぁ……この中をかき分けて見に行くのか、無理だろ無理。押しつぶされるのが目に見えてるじゃないか。


「よし。行きなさい、静都」
「うぉぉおい!アレがちゃんとお前の目には見えてるのか?!」


掲示板に群がるのは男子のみ。押されたりして人の波ができてるうえに、所々からは「いて!誰だ足踏んだの?!」「あぁ!俺の携帯が!相棒がぁぁあ!」なーんて声もあがってるんだぞ!その中に、その中に……行けというjのかコイツは……!


「うわぁ……なんで男子たちってばクラス発表くらいで掲示板に群がってるのよ」


俺と同じように遠目で見ていた女子が呆れたというとうに言葉を漏らしていた。

うんうん、それはね、少しでも”あの教師”が担任じゃないようにって願ってるからだよ。かくいう俺もアイツが担任じゃないことを願っている内の一人だったりする。

あの教師……清水先生ってちょっと……っていうかかなりあっち系の人だから俺たち男子生徒は気が気じゃないんだよ!

と、あれ?あの後ろ姿は……。



                   次回に続く