안녕하세요.

 

毎度のことながら、留学生同士こんな話題がよく出てきます。

 



「いつ帰るか」という問いは、「帰国して何をするのか」を指します。それは単純に「韓国語を使う仕事をしたい!」のような抽象的な希望では語れないものなので、とても難しい問題。だからこそみんなの関心も高く、常に話題に上がってくるということでもあります。そして色々語り合った末の結論はもっと漠然とした、タイトルのような言葉に着地することもしばしば…。

 

それでも、私はこの言葉に込めている気持ちがちゃんとあるんです。「もう帰りたい」と思う瞬間は、嫌だから、飽きたから、時間が経ったからではなくて、ここですべきことをやり終えた時に自然とやってくると思うのです。私はその感覚的なサインを待とうと思うのです。

 

 


 

そう思う理由は、退職を決意した経緯にあります。新卒入社からお世話になった会社での4年間を通じて、私が得たもののひとつは「粘り強さ」だと思います。(職場の人が知ったら笑うかもしれないけど笑)

 

私は小さいころから表彰されるものは1番になりたいし、勝ち負けのあるものは勝ちたいと思うタイプ。しかし仕事を始めてわかったことは、粘り強さを持っていないということ。立ち上がりはいいけど課題が難しかったり、困難な状況が長く続くとどこかで言い訳をしながら妥協してしまう。ダメだと判断すると自ら存在感をなくす傾向があり、なかなか成果に結びつきませんでした。

 

そんな自分の弱さを受け入れるのも難しく、克服するのはもっと難しいことでした。でも、それを「乗り越えたい!」と強く思った時に、ここを超えたらやりきったと言えるような気がして、終わりは無いものと思っていた会社員生活の中で欲しいものが見えて、それを手に入れることで区切りが見えるように思いました。

 

たくさんの人に助けてもらいながら、最後まで粘り強くやりきる経験をし、それが自分の喜びになった時にやりきったと思える瞬間が来ました。そして、最後までやりきる粘り強さをプラスした自分で、仕事以外のことにチャレンジしてみたいと思ったのです。だから、この韓国生活の中でも、同じように何かを乗り越えて、新しく手に入れた力で挑戦したいことを見つけるまで私の気持ちは納得しないんじゃないかと思っています。

 

今の私は、学校に通って韓国語を勉強したくらいで、まだ何も乗り越えていないのです。越えるべきは勉強の大変さではなくて、韓国語を使って働いたり生活していく経験の中でぶつかる難しさではないかと感じています。そんなわけで、今後始めていく仕事がポイントになっていくのではないかと思っています。

 

もしかしたらビザの時間切れで帰ることになるかもしれないし、逆に有効期限を残して終えるのかもしれない。まだまだわからないけれど、とにかく今はいい意味で「もう帰りたい」「もう帰ろう」と思うまでは、ここにいるつもりです。

 

おしまい。

 

 

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