私が自宅で開いている英語教室に中学生の男子兄弟が入ってきた。
1年生と3年生だ。
お母さん曰く、「二人とも英語が苦手」ということだった。
見てみると、なるほどお兄ちゃんの方は3年生なのにbe動詞と一般動詞の使い方といった基本から理解できていない。
1年生で習う基本の内容を教えると素直に聞いて理解してくれた。
弟君の方は単語をしっかり覚えているし、飲み込みも早そうだ。
でも聞いてみると1学期のテストの点数はあまり良くなかった。
本人は文が書けなかったと言っていたがはっきりした理由はまだ分からない。
この二人はとても素直で礼儀正しく、理解力もあるので教え甲斐がある。
しかも感心なことに二人は仲が良い。
お兄ちゃんは常に弟を気にかけているし、弟もお兄ちゃんを頼りにしている。
水筒のお茶を分け合ったりもしていた。
物心つく頃からずっと未だに仲の悪いウチの息子達とは大違いだ。
たぶんお母さんの育て方が良いのだと思う。
私の教室では席はどこに座っても良いことになっているが、二人は必ず隣の席に座る。
もしウチの息子達だったら隣に座ることはあり得ないし、そもそも同じ時間に同じ教室に通うことも拒否しただろう。
弟君が分からない単語があるとお兄ちゃんに聞いて、お兄ちゃんもそれが分からなければ調べて教えてあげていた。
二人とも私が教えたときには必ず「ありがとうございます」と言ってくれる。
こんなデキたお子さんいる?
まだここに来て間もないからなのか。
お兄ちゃんにはもうすぐ高校受験が控えている。
彼にはやりたいこと(スポーツ)があって、それができる高校へのスポーツ推薦を狙っている。
希望している学校は偏差値で言うとそれほど高くはないけど、自分のやりたいスポーツがあるからその高校にと堅く決めている。
中学生で自分のやりたいことを貫こうとする意思の強さにも感心するし、親の立場だったら少しでも偏差値の高い学校を薦めがちだけど、子供本人の意思を尊重する親御さんも立派だと思う。
お兄ちゃんは推薦をもらえそうなのは分かっているけど、勉強を頑張っている。
他の教科の成績はそれほど悪くはないのに、なんでここまで英語が分からなくなったのかは謎だ。
ただ、私が思うのはもう少し早く来てくれたらもっと早く英語の成績を伸ばすことができたかもしれないなということだ。
でも今からでもできるだけ彼の英語の成績が上げられるように頑張りたいと思う。