以前に



過去記事 : レポートを書くための推薦図書)こういった本を紹介しました。


私の紹介した本以外にもレポートの書き方の指南書はたくさんあります。
本以外にもインターネットやYouTubeなどにも、レポートの書き方や構成の技術など色々と載っています。


基本的な書き方は、本やYouTubeや入学時にもらえる履修の手引きを参考にしてもらい、ここでは、僕の感じた事や先生からのアドバイスをまとめます。

まず第1に、
基本的に大学生に求められるレポート内容とは、
その設題に対する理解度であり、個人的な見解や新しい視点ではない。
ということです。

(※大学院生とかになると求められる内容は違うと思います。)


例えば、僕が最初に書いたレポートは
科目名、文章表現。
設題「高齢者の介護は誰が担うべきか述べよ。」

という設題がでました。
でも教科書は、文章表現についての教科書なので、設題の内容は全く載っていません。

このレポートで求められていることは、文章の構成や段落、見出しの付け方や読みやすさであり、内容ではありません。


先生方は、多くのレポートを評価しなくてはならず、しかも設題が同じなので提出されるレポート内容はほとんど同じです。


先生方も人間ですので、よく講義などでお話されるのは、読みやすさ、わかりやすさ、が高評価を得られるということです。


ここからは私見になるかもしれませんが。
具体的に、読みやすさとは、ワープロ打ちということです。そして見た目の、みやすさです。
見出しや段落(改行し、ひとマスあける)を小刻みにつける。
400字詰のレポート用紙なら、
1枚あたりに3、4回は欲しいとのことです。


具体的に、わかりやすさとは、「順を追って」ということかと思います。

よく起承転結という事を推奨している場合がありますが、わたし個人の意見としては、そんな難しく考えなくてよいと思います。

特にまだ勉強不足の私としては、起承転結の「転」などが難しく感じます。
「転」に関してはこれは知識量や洞察力が養われるにつれて、他の理論と関連づけたり、相反する理論と比較したりできるようになるのではないかと感じています。


話は戻りますが、
「高齢者の介護は誰が担うべきか述べよ。」
でいえば。

簡潔に言えば、この設題に対する答えとしては、大きく分けて二通り考えられます。

1つは家族が担うべきである。」
という答え。
これはまず最初に思い浮かびやすい答えのような気がします。理由もさまざまに想像できると思います。


ここで、次に。


設題の問いに戻ると、「高齢者の介護は誰が担うべきか述べよ。」とあります。
この「誰が」という文面から、複数の選択肢があるということが考えられます。


最初に浮かんだ「家族」以外に、介護を担うべき「誰か」とは、誰であろうか。

それは介護と名がつく、介護福祉士ではないか?とか。

それは、介護の実践現場である老人福祉施設ではないか?といった答えが導かれるように思います。


そういった選択肢の中で、私が選んだ答えは、それらを総称したものとして、2つ目の答えが「社会全体(地域社会全体)で担うべきある。」という答えです。


これは理由としては、[人間は社会的(ポリス的)動物である]という、古代ローマの哲学者アリストテレスが唱えたように、古代から人間は「共同体」であり、協力し生きていくことで支えあってきたという観点からも答えられると思います。


また、現在の社会ではそういった高齢者を支える社会保障制度が整備されており、それはどういった理由で整備されてきたかという理由を辿ることでも答えられると思います。


あと、よくレポートで書かれる手法として、また設題に対する理解を深めるために必要な事として、その定義を知るということも大事だと思います。


「高齢者の介護は誰が担うべきか述べよ。」で例えれば、高齢者の定義とは何か、定義が分かれば、日本の高齢者数や高齢化率、人口動態の推移や将来の推計などをレポートに書くことができます。
これで、1枚から3枚ほどレポート用紙をうめることができます。数字を入れることで、信憑性や信頼感も出ると思います。(追記)


このように、レポートの書き方として、またレポートで高評価を得るためには、上記のような読みやすさ、わかりやすさ、思考方法が大事になってくるのではないかと考えています。