こんにちは
稲川です
これは今から三か月くらい前の
仕事帰りの話になるんですが
たまに行くインドネシア料理屋に立ち寄ると
カウンター奥に30代前半くらいの女性三人が
軽い食事をとりながらお酒を飲み
わいわいと歓談されていたのです
そんなカウンター近くに腰かけると
三つの視線が一斉にこちらに向けられ
色々と話しかけて来られたのです・・・
どうやら内二人が双子の姉妹のようで
髪の毛がロングの
少し落ち着いてる方がお姉さんで
ショートカットのキャピキャピしている方が
妹だと教えてくれたのです
お世辞抜きで三人とも美人で
特にお姉さんが芸能人のようにお綺麗だったので
「 失礼ですが、松下奈緒さんですか(笑)!? 」
そんなジョークを飛ばすと
三人は大笑いで
「 違います !! 」
そんなこんなで
楽しく飲んでいると
終電時間が近づいてきたため
そろそろ帰りますと伝え
ひとりエレベーターに向かうと
突然ショートカットの妹が駆け寄ってきて
いきなりハグしてくれたのです
まさに、人生最高な日だ
ほんと最高に幸せな
ほろ酔い加減のまま
最寄り駅に向かい
ひとが疎らなベンチに腰掛けると
なぜか
足元が高級マットのふかふかの上にあるような
そんな
心地よいあたたかさに包みこまれていったのです・・・
「 あぁ~今夜は全てが最高に感じられる・・・ 」
そして、ゆっくりと
自身の革靴に視線を下すと
なんとそこには
火を通す前の大きな
お好み焼きのような物体が・・・
「 おや~っ!??」
ぼくはこれから
銀河鉄道の最終電車999号で
アンドロメダまで旅立つ前なんだぞ~
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夢を見るのは一瞬・・
覚めるのも一瞬・・・
せめて、家に帰るまでは
幸せの余韻に浸っていたかった・・・パリッ