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稲川淳二郎のブログ



こんばんは


稲川です



十日は


おばあちゃんの子供と孫と


濃い親戚だけを集めた


小さなお葬式でした



お坊さんがお経をあげる中


焼香が始まったのですが


なぜか悲しくありません・・・



そう言えば


おばあちゃんが入院して直ぐの頃は


ちょこちょこ病院に顔を出し


あばちゃんの様子を見にいったなぁ・・・



「あ~っ!!」


とか


「うぅ~っ!!!」


とかは発するんやけど


全く喋れへんおばあちゃん



俺の顔を見て


めちゃ嬉しそうな顔をしてくれる



ちゃんと解ってくれてるんかな??



そやけど


帰ろうとすると


めちゃ悲しそうな顔をする・・・



私はそれが辛くて


徐々に病院から遠ざかるようになったのです・・・



最後に会いに行ったのは


亡くなる約1週間前だったのですが


おばあちゃんは痩せこけた体に


色んな管が通され


目を閉じたまま苦しそうに


「はぁ・・はぁ・・・」


と肩で息をするだけの状態でした



俺が何年も会いに行かないうちに


こんなに弱弱しくなってしもた


「俺はなんて酷い事をしてしもたんやろ・・・」


「めちゃ寂しかったやろうに・・・」


そんな事を思い出しているうちに


涙が溢れてきました・・・





それから暫くして


焼香も終わり


おばあちゃんの長男である


喪主の○夫おじさんの挨拶の時がきました



○夫おじさん:「本日はお忙しい中、母の葬儀に足を御運び頂きまして、誠にありがとうございます」


         「入院している母に長生きして欲しいと思う反面、早く楽になって欲しいと思う・・・・」


         「毎日が葛藤との闘いでした・・・」


         「しかし、母は26歳の誕生日目前に、この世を去ったのです・・」


稲川:『26汗!? 俺よりかなり若いやんけ驚き顔あせる!?』


僅かにざわめく葬儀会場ざわざわ


よく見ると


私の前に座っている姉の肩が


小刻みに震えてる・あせるのが目に入りました・・・


稲川:『あ、明らかに笑いを堪えとる・・・あせる


そんなハプニングもありましたが


葬式は無事終わりました・・・



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



おばあちゃんの実際の年齢は


95歳!!


大往生ってやつです


「 そやから


笑ってもいいやんな!??


おばあちゃんてれ(苦笑)!! 」


俺らが泣いてたら


天国で楽しく暮らせへんやろしな。。



そして、もう一度会いにきてください


俺の霊力はまだまだですが


会いに来てくれたって事くらいは


解るはずやから・・・