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こんばんは
稲川です
セミのセミヌード
に次ぐ
今週のギャグは!?
残暑が厳しいざんしょ~
!?
皆さんもぜひ
使ってみて下さいね←誰も使わへんから・・・
さて、今夜は
稲川が過去に体験した怖ーい話をしたいと思います
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
もう、何年も昔の話になります
ある日の夏
中学校からの幼なじみのM谷からの誘いで
夜のドライブに出かけることになったのです
M谷:「急に誘ってすまんかったなぁ(笑)」
稲川:「どうせ暇やからな(笑)」
「それよりお前、免許取りたてやけど大丈夫か?」
M谷:「大丈夫や!!」
「それより、お前に教えたい、めちゃええ場所があるねん(笑)!!」
稲川:「どこやそれ!?」
M谷:「それは、着いてからのお楽しみや♡」
私は不安を感じつつも
M谷が運転する車の助手席にじっと座っておりました・・・・
30~40分くらい走った頃でしょうか?
白い中古のセリカは
外灯がほとんど無い細いガタガタ道を登っておりました・・・
稲川:「山道か!?京都と大津の境くらいかな??」
M谷:「そうやで。。もうすぐ着くからな。。」
車はさらに狭いガタガタ道を登ります
そして
周りが木々に囲まれた高台のような場所で停車しました
エンジンを止めると車の周りは真っ暗になったのですが
唯一前方だけ夜空の明かりが薄暗く照らされている感じでした
稲川:「なんやここ!?」
「ま、まさかお前!!ホモ違うやろな!?」
M谷:「な、あほな(爆)!!」
「いい場所やろ!? 静かやし・・・誰もこーへんで(笑)」
「もし、お前に彼女が出来たらここに連れてきたらいい」
稲川:「こ、こんな気味悪いところ連れてこれんわ。。。」
「一瞬で破局やな(笑)」
そう、私はここに来て直ぐ感じ始めていました・・・
『なんか変や・・・誰もいーひんのに視線を感じる・・・』
それはもの凄く強烈な視線でした・・・
『一人やない、複数や・・・』
稲川:「だ、誰かいる・・・・」
M谷:「えっ!?」
「俺ら意外だれもいーひんて!!」
稲川:「わからんのか!?」
「ヤバいわ!!ここ!!はよ離れた方がいい!!」
M谷:「な、あほな!! 今きたばかりやのに・・・」
そうこうしているうちに視線の数は増していきます・・・
稲川:「ええから!!はよエンジンかけろ!!」
普段、温和な私ですが
このときばかりは大声で怒鳴ってしまいました
M谷は尋常じゃない私に驚いて慌ててキーに手をかけたのですが
キリキリ・・・
キリキリ・・・・
M谷:「な、なんや!??かからへん・・・」
真っ暗やみの中
セルモーターの音だけが不気味に響いています
稲川:「あっ、焦らんとゆっくり!!」←かなり焦ってる
そして、フロントガラスの前方を見て驚きました
30mくらい前方でしょうか?
少し薄暗くなっている舗装されていない道に
灰色の影のようなものが立っているんです
稲川:「やっぱり、誰かいる!!」
キリキリ・・・
キリキリ・・・・
稲川:「アクセル踏みながら、キー回して!!はよ
!!」
キリキリ・・・
キリキリ・・・・
ブルーン!!!!!
M谷:「か、!??かかった!!」
免許取り立てのM谷に
この暗い細道をバックで出るのは無理だと判断した私は
右前方に車一台がなんとか入るスペースを見つけ
稲川:「あそこに前から突っ込んでUターンするんや!!」
M谷は黙って私の指示に従いました
車が少し前進したときに
灰色の影がかなり車に近くまで来ているのに気付きました
しかもその数は一つではありません
無数の影がうごめいているのです・・・
幸せなことに
M谷には何も見えていないようで
ひたすら車のハンドルを切り返しています
稲川:「は、はよ!!せーぇ!!」
M谷:「木に擦りそうで、怖いねん・・・」
稲川:「なに余裕かましてんねん!!」
「それどころやないねん!!!思い切りハンドルを切れって
!!」
「なんで、こんなとこで教習所の教官せなあかんねん!!!!!」
なんとか車のハンドルを切り終わったときには
灰色の影はセリカに直ぐ手が届く距離まで迫ってきていました
稲川:「き、きたぁ~!!」
影の中に目鼻は見えないのですが
ハッキリと人の輪郭をしているのがわかりました
稲川:「GO~!!!!!」
何故か英語で叫ぶと
車は急発進
セリカはガタガタ道を猛スピードで下りました・・・・
その時は怖くて後ろを振り向くことができず
只、震えるばかりでした・・・
そして、舗装された道路に来た時
M谷:「やっぱりお前、霊感あるんやな・・」
稲川:「な、なんでや!?」
M谷:「実はあの高台の下・・・」
稲川:「ん・・・!?」
M谷:「一面、墓やねん・・・」
稲川:「なに~っ!!!??」
「お前、なんで知っててそんなとこに連れていくねん!!!」
M谷:「悪気はなかったんや・・・ほんま静かなとこやし・・・」
「それに、俺は霊感とか全く無いし・・・お墓とかあっても気にならへんねん」
「でも、お前があんなに叫ぶから驚いたわ・・・・」
稲川:「お前なぁ~っ!!!!!」
それ以上何も言いませんでした
私は過去に2~3度同じような体験をしています
一度は真夜中の踏切で
残りの二回は墓地の中でです・・・
正直、踏切で体験した方が怖かったですが
(http://ameblo.jp/inagawajynitirou/entry-10463295845.html )
もう、二度とこんな体験はしたくないですね
ところで・・・・
今でもM谷とは親友で
たまに会うとこの話がでるんです
M谷:「でも、あんときは、お前があんなに叫ぶから驚いたわ・・・・」