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夜道を走る車の中でふと思い出した


“クロ太”のこと


クロ太とは


昔、自分が飼っていた愛犬の名前です。



クロ太との初めて出会いは自分がまだ小学生だった頃で


父とたまたま立ち寄った地元のガソリンスタンドの入り口に


ビニールロープで繋がれ、寂しそうにちょこんと座っておりました・・・


クロ太は誰かに捨てられさまよっていたところを


ガソリンスタンドの人に拾われ保護されていたのです。


私は父に頼みこみ、ガソリンスタンドのひとからクロ太を貰いうけることになりました。


メスやけど黒っぽいから“クロ太”と名付け


めっちゃ可愛がり


友達と基地ゴッコをする時もずっと一緒でした



それから


月日は流れ


私が社会人になると


クロ太は老衰のため耳が遠くなり、


目もほとんど見えなくなって


ヨロヨロと歩いては直ぐに地べたに寝そべってしまうようになりました


ある日


会社から帰ってくると


クロ太の息はかなり荒くなっており


ぐったりとしていました


『人間でいうたら90歳ぐらいのおばぁちゃん』


『今夜あたりが危ないかもしれん・・』


心配しながらもその日は眠り


翌朝起きてすぐ


部屋の窓からクロ太の小屋の方を見て驚きました!!


あれほどぐったりしていたクロ太が


力強く立ち上がって空の方を見上げていたのです!!


朝日に照らされた毛の黄色い部分が


キラキラと輝いていました


『えっ!?めっちゃ元気になってる!!』


『よかった!!!!!』


慌てて出勤の準備を整えると


急いでカバンを持って、クロ太のそばに駆け寄りました♪


しかしそこには


ぐったりと動かないクロ太の姿があったのです・・・汗



体を触ると既に冷たくなっており


死んでからもう何時間も経っている感じでした・・・



『なんで!??』


『さっき、めっちゃ元気に立ってたやんあせる!!!!』



朝起きてすぐに見た元気なクロ太の姿はなんやったんやろう・・・・



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クロ太が死んでから数日後


夢の中に3度続けてクロ太が現れてくれました



家の廊下を爪でカチャカチャいわせ


尻尾を振りながら嬉しそうに入ってくるクロ太DASH!


でも


あれ以来1度も夢に出てきてくれへんなぁ~



俺に純粋さが無くなったからガーンあせる!?


きっと天国で楽しく走り回っているんやろうな~しっぽフリフリ


自分の中のすごく不思議な思い出です。



稲川淳二郎のブログ