遡ること4月、仕事中に手術
が必要な大ケガを負ったにも
関わらず勤務先から適切な対
応が受けられず就労を続けて
いる市内在住50代のMさん
から労働相談を受けました。

話を伺うと、休みが貰えず痛
みを我慢して自己負担で通院
しているとのこと。Mさんは
ケガを完治させ職場に復帰し
たいと胸の内を語ってくれま
した。(Mさんの職場には労
働組合がない)

私は速やかな対処が必要だと
考えましたが、弁護士さんへ
の委任は金銭的な負担が大き
いので思案した結果、一人で
も加入できる労働組合を紹介
し会社側と労働基準監督署へ
の労働災害の申請及び、完治
するまで休職を行いたいとす
る団体交渉をしていただきま
した。

団体交渉は正当な理由がない
限り会社側は拒否できず組合
活動を理由として労働者に不
利益な取り扱いをすることは
禁じられていています。労働
災害が認定されれば治療費は
労災保険から支給され会社を
休んでいる期間についても休
業補償が受けられます。また
その期間は会社は労働者を解
雇することができません。




交渉の結果、無事に労働災害
の申請を行い休職に入ること
ができました。そして今月6
日に労働基準監督署から労災
が認定されたとの報告をくだ
さり早く職場に復帰したいと
話されていました。早く快復
されることを願っています。




今日も読んでいただきありが
とうございます。