議員人権研修会が行われまし
た。テーマは「学び方の違い
とは/発達障がいの視点から」
です。講師は野洲市教育委員
会学校教育課の細谷亜紀子参
事が務められました。

広い意味の発達障がいの子ど
もが増えてきているように感
じていますが、一説には小中
学生の10人に1人にその可
能性があると言われていて発
達障害者支援法では次のよう
に定義されています。




「自閉症、アスペルガー症
候群その他の広汎性発達障害、
学習障害、注意欠陥多動性障
害、その他これに類する脳機
能障害であってその症状が通
常低年齢において発現するも
の」

年齢や環境の影響も大きく認
知力、判断力等その症状は様
々です。周囲の理解や支援の
あり方が不足する中で日常生
活を続けていると他人から自
分勝手に写ってしまい本人や
家族の不安感の増大はもとよ
り人間関係の悪化を誘発する
ことになります。

こうしたことを防ぎコミュニ
ケーションをスムーズにする
ためには症状への普及啓発、
そして正しい理解が何より大
切であり、また本人への療育
や訓練によって症状を改善す
ることができます。

最近は子どもだけではなく大
人の相談も増えていて潜在的
に相当数いるとのことです。
しかしながら本人には障がい
を持っている認識がないため
周囲の理解、サポートを得る
ことが難しく人間関係の構築
が難しくなることがあります。
小中学校の間は専門職の先生
がいることにより子どもに対
する対応力が一定期待できま
す。同様に職場の同僚や管理
職にも対応力が求められ、そ
のためには一層の支援事業が
必要とされます。

誰もが個性を尊重され、もっ
ている能力を最大限に発揮す
ることができる野洲市になる
よう私も行政としての支援に
ついて調査研究をしていきた
いと思います。

今日も読んでいただきありが
とうございます。