今回から全5回に渡り、件名
にある通り「新・野洲市立病
院整備の過去の経緯、そして
現・民間野洲病院の支援に向
けて」の、まとめをさせてい
ただきます。
【現・民間野洲病院に関する
新・野洲市立病院構想時迄の
概要】
■昭和34年 野洲診療所開設
(内科・外科10 床)
■昭和48年 特定医療法人社
団御上会を設立
■昭和55年 野洲病院第一期
増築工事完成(133床)
■昭和60年 野洲町より3億
円の貸付
■昭和61年 野洲町より3億
円の貸付
■昭和62年 野洲町より3億
円の貸付
同年病院敷地の一部(4,0
05㎡)を野洲町へ寄付
■平成3年 野洲病院第二期増
築工事完成(175床)
■平成10年 独立行政法人
福祉医療機構(7.2億円)、
滋賀銀行(10.8億円)が、
現・民間野洲病院に貸し付け
た資金18億円に対し、野洲
町が損失補償(~31年度)
■平成11年 現・民間野洲病
院第三期増築工事完成(19
9床)
■平成12年 滋賀銀行が、現
・民間野洲病院に貸し付けた
資金3億円に対し、野洲町が
損失補償(~31年)
【現・民間野洲病院の施設の概要】
建物名、建築時期、構造、階数
延床面積、病床数の順
□「東館」昭和55年、鉄筋CR
7階、4,147㎡、90床
□「西館」 平成03年、鉄筋CR
4階、2,996㎡、52床
□「北館」平成11年、鉄筋CR
主な機能
□「東館」1F/X線・CT室等
2F/手術室等、3~5F/病床
□「西館」1F/外来等、
2F/病床、3~5F/病床
□「北館」1F/リハビリ室 救急・
MR室、2F/人工透析室
【新・野洲市立病院整備を検
討することとなった出来事に
ついて】
■平成23年
現・民間野洲病院が、野洲市
に『新病院基本構想2010』
という要望書を提出。
【要望書の内容】
※現・民間野洲病院→野洲市
野洲市の地域医療を安定的に
支えていくためには、病院施
設の新築と設備の充実が必須
とされ、市が新病院発足のた
めの土地建物や医療機器を調
達し、野洲病院が使用貸借す
ることで実現していけるとの
内容。
【平成24年】
野洲市の山仲市長は、現・民
間野洲病院の『新病院基本構
想2010』に対し回答。
【回答の内容】
※野洲市→現・民間野洲病院
現・民間野洲病院からの提案
は、医療サービスに対する基
本的な考え方は一致している
ものの、運営形態等について
は課題があるため、野洲市と
しては、採用し難い。
しかし、市民の医療サービス
を維持することは野洲市とし
ても大切であるという認識か
ら、今後の市民への医療サー
ビス提供のあり方を考え、検
討を行う。
「新・野洲市立病院整備の経
緯、そして、現・民間野洲病
院の支援に向けて」まとめ②
に続く