可能性を探る、②の続き…


建築士からのレクチャーを終えた

私は、数日後、市役所の議員控

室で、担当部局である政策調整

部を訪ねる前に、自身でも追加

調査した内容を元に、問題点を

書き出し、順番に整理してみた。


議員控室の稲垣のデスク  ↑


「野洲病院東館」は、耐震改修

促進法において、特定既存耐震

不適格建築物である。


②耐震改修促進法において、

耐震診断の義務付け要件は、

病院の場合、旧耐震建築物で

階数3階以上、かつ面積

5000㎡以上の場合である。


実は、私も、友人の建築士も、

い込みにより、見落としてたの

ですが、「野洲病院東館」実は、

7階建、面積4147㎡になり、

5000㎡未満のため法律上

義務付けは課されていない建物

になります。


問題となっている昭和55年に建設

された「野洲病院」東館  ↑


ただ、これは法律上の義務がな

だけで、耐震診断をしなくて

良いものではなく、患者さんの

全に関わることでもあり、努力義

が課せられています。そして

耐震問題を、新築転の理由

一つにしている上、道義的に

独自で調査していることが、想定

されます。



私が市長であれば、新築と耐震

補強(現在地での改修を含む)

双方のメリット・デメリットの比

検討を行い、結果を議会や、市

に公表し、意見を集めた上で、

決定します。


一切比較検討もなく、また耐震

問題の資料がオープンになって

いないとに、疑問を感じていま

す。


所属会派の議員控室  ↑


私は、まず所属会派の同僚議員

に現・民間野洲病院の耐震診断

に関する、独自の調査方法つい

て、相談してみましたが、具体的

方策には至らなかったため、


当初の計画通り、新・市立野洲

病院整備の担当部局である政

策調整部を訪ねました。


窓口担当してくれた、次長さんに

議員調査の目的を伝え、


・耐震診断に関する書類を市役

保管しているかの有無

・IS値を含めた、耐震診断に関す

る内を把握しているかの有無

を伺いました。すると次長さん曰く



野洲病院は民間病院である

耐震診断に関する書類は管、

していない。IS値を含めた具体的

な内容についても把握していない。

とのことでしたので、続けて


・現・民間野洲病院からの耐震に

関する報告に対て、市として、

裏付け、調査等の実行の有無

について伺いました。同じく次長

さん曰く


独自に裏付・調査はしていない。

とのことでした…


※読者の方へ

政策調整部の部長・次長級は

最重要な部署にも関わらず、こ

まで、人事異動が頻繁に繰

返されていて、上記の次長

は今年の4月に異動されて着任

されたばかりです。又、記載して

いる会話内容が事実であるかを、

保証するものではありません。

あくまでも、としご理

ください。


結局、耐震診断に関する書類を

閲覧するには、現・民間野洲病

さんから、見せて頂くほかない

という結論に至り、政策調整部を

後にし控室に戻りました。


所属会派の議員控室  ↑


議員控室に戻った私は、同僚議

員に、政策調整部とのやりとりを

報告し、今現・民間洲病院

さんに伺ってみる旨を報告して、

退庁しました。


可能性を探る、④に続く…