いかがお過ごしですか？

今年も残すところあと数日。

思い返すと、あっという間でした。

やり残したことも多々ありますが、来年以降の楽しみにとってくことにします。

イトウモモブトハシリバエ Platypalpus itoi またはその近縁種

17.Ⅴ.2023. Ina-valley. Nagano. Japan.

今年はハナアブを中心に活動していましたが、それ以外でもちらほら面白いハエが採れていました。

上のハエは近所の川辺でみつけたもの。

捕食性の小型のハエ（といってもアブに近いハエ）ですが、体に比べて異様にゴツい中脚をしています。

これで獲物をがっちりホールドして鋭い口を刺しこみ、体液をチューチュー吸うのです。

モモブトハシリバエ属 Platypalpus は北海道からイトウモモブトハシリバエの記録がありますが、それ以外はちゃんとした研究がされていないようです。

日本にも数十種はいるだろうと言われています。

これも、ちゃんと見ると面白い発見がゴロゴロ出てきそう。

標本を見ながら、背中がムズムズしてきます。

11.Ⅴ.2023. Ina-valley. Nagano. Japan.

近隣の沢でHoneydew（甘露）に飛来したハナアブたち。

どれも採集済み…と思いきや、右下のやや大きい奴がノーマークでした。

おそらくオビヒラタアブの一種 Epistrophe sp. なのですが、とても気になっているハナアブなのです。

ああ、これも宿題か。

そんなこんな、今年を振り返りながら、来シーズンへの英気を養っているのでした。

みなさん良いお年を♪

来年のお楽しみ