―私は、どうしたらいいのか？

この先、どうやったら願いをかなえられるのか？

『本を書くのだよ』

そ、その声は！？

『わしじゃよ』

あ、あなたは！？

『わしは虫の神、リシオ・ノシ・ムモイじゃ。おまえさん、この先どうしたらいいか悩んでおるな』

はい。本を書くというのは？

『おまえさん、虫は好きじゃな？』

大好きです。

『昆虫たちのことを、もっと知ってもらいたいと思っておるな？』

はい！このブログもそういう気持ちで書いています。

『伝えたい人がおるのだろ？』

はい。虫が好きな人はもちろん、虫に触れる機会が少ない都会の人や、虫が嫌いな人たちにも、身近な生き物に触れてもらいたい、小さな命に触れることから、他者の命や地球の未来について考えてもらいたい、と、そう願っています。

『だったら、その人たちに向けて、わかりやすい本を書けばいい。それがおぬしの仕事じゃ』

仕事…ですか。

『そうじゃ。相手がおるということは、どんなことでも仕事になる。大切なことじゃ』

この道を進み続けてよいのでしょうか？

『たった一日でできる仕事なんて、つまらんじゃろ？みんながびっくりするようなものを、作ってみたらどうじゃ？』

私は自分に自信がありません。本当にこの道で合っているのか…

『お前さんしか、見えていない世界がある！』

…！？

『それが使命というものじゃ。ま、宿命というものかもしれんが』

…はい。

『目が曇っていないようじゃな。せいぜい励むがよい～』

はっ・・・神様！どこへ！？—

気が付くと、虫の神様はいなくなっていました。

＜追記＞最近はハエの発生が小休止。暑い中出掛けても、パッとしない成果が多々。これが近年噂されている昆虫の減少とリンクしているのか、注意深く見守っていきたいと思います。

天の声