電子回路で使われる部品に抵抗器、コンデンサがあります。

 

↓抵抗器の例

 

↓コンデンサの例

 

電子回路の本では、抵抗器で電圧を分圧したり、コンデンサは交流を通して、ノイズを減少させる、など、回路の中で使われる役割が説明されています。

 

このあたりの説明を読むと、抵抗器やコンデンサって、回路の組み方で動作が変化するような印象を持ってしまいます。

 

でも、部品自体の働きは次のようなことです。

 

抵抗器:電流を流しにくくしているだけ。

コンデンサ:両端に電気が繋がれば充電。電気を流す状態になれば放電するだけ。

 

抵抗器もコンデンサも状況に反応しているだけです。

単純な反応を組み合わせて、狙い通りの動作をさせるのが回路設計です。

 

例えば、

一般的なLEDを点灯させるには、10mA(ミリアンペア)も流せば十分です。

電池を繋いだだけだと電流が思いっきり流れて、LEDを壊してしまいます。

そこで抵抗器で10mAしか電流が流れないように調整をしてあげます。

 

そんな小さな調整の積み重ねで電子回路はできています。

小さく見ていけば、割と簡単なことを行なっているだけです。

 

そんな気持ちで気軽に電子工作を始めてみると良いと思います。