現在は在宅でガンのケアが行われており、そういう患者さんが増えているのは承知しております。本来は在宅で高濃度ビタミンC点滴療法をというリクエストが少なからずあるというのも判ってはいますが、当院では人員の関係もあり、在宅に対応出来る状況にはありません。

やはり病医院も一企業ですから、大元の自分の医院が潰れてしまっては、その治療をしていく事も難しい、よって余剰人員をかかえる訳にもいかず、また在宅となれば何か起こった時に医師が対応出来るという条件を満たすのも難しい状況です。

そういう意味で、現在、当院に通院可能な患者さんのみ、高濃度ビタミンC点滴療法を受け付けている状況です。

インフルエンザについて

テーマ:
何度も書いてる記事ですが
比較的簡略にして再掲載します

宮崎県内での流行は例年より早く
12月中旬以降、患者さんが
凄い勢いで増えてます

ご注意ください

(1)予防接種してもかかります

予防接種は”重症化”の予防なんで
打ってもかかるし、逆に打った方が
免疫出来てるんで発熱はしやすいらしい

(2)熱冷ましはやめとけ

ウィルス殺すためには自分の中の
免疫を上げるしかない
その免疫が上がる時の症状が発熱
ウィルスを焼き尽くす炎のようなもの
安易に熱冷まし使うとその炎に
水かけて消すから喜ぶのは
焼かれなくなったウィルスらしい
熱冷ましよりクーリングって言って
体表を冷やして何とかしのぐ方が良い
あとシャワーや短時間のお風呂は無問題

(3)インフルエンザの検査は
インフルエンザがいるかどうかの
検査じゃないんだって
インフルエンザウィルスが入って来て
それに対して免疫が出来てるかどうか
だからウィルスが少ない時期は
インフルエンザでもマイナスで出るから
要注意とのこと
マイナスでも時間経つとプラスになること
結構あるんだってさ

(4)インフルエンザのお薬
ウィルスを殺すんじゃなくて
ウィルスをそれ以上増やさない薬
だから一分一秒でも早い方が
敵(ウィルス)が少ないから
やっつけやすい=早く治る
でも結局ウィルス自体を叩くのは
自分の免疫なんで(2)に注意

私の友人も去年は予防接種はしてたけど
AとBの二回かかりましたから
予防接種はかからない為と勘違い多い
あくまで”重症化”の予防です

重要なのは診断を早めに・・・
そして抗インフルエンザ薬を早めに
そして我慢の限界までは出来るだけ
解熱剤もしくは解熱剤の入ったものは
飲まないように・・・

医療機関によって
葛根湯+カロナール(解熱剤)という
処方がありますが
葛根湯は一気に最大免疫力を上げて
相手を燃やし尽くすという薬ですので
通常より発熱する場合が多いです
せっかく熱を上げて最大の炎で
焼き尽くすつもりでいるのに
これをカロナールで解熱してしまえば
その炎に水を浴びせることになります
温めて冷やして???
免疫力の無駄遣いですね
完全に間違った処方です(これは断言します)

市販の感冒薬を使わずに早めに
医療機関を受診されることをお勧めします

さくっと動けるか

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14日夜にはフットサルのゲームがあります
フットサルは体育館でやるサッカーで、サッカーというか、脚でするバスケットボールみたいな感じかな。ボールを取ったら一気に攻め、ボールを取られたら一気に戻って守備をする。それだけに持久力より、むしろ瞬発力が問われるところがサッカーとはまた違う部分です。

年齢が上がっていくと、マラソンは走れるのに、転んだ時に身をかばう動作は出来ない方が増えてきます。これは、筋肉には速筋と遅筋というのがあって、年齢とともに、速筋の比率が減って、遅筋の比率が上がってくることによります。実はこの事が寝たきりの発生にも重要な要素になってるんですね。

フットサルをやってると、私より若い連中が、止まってすぐに動くということが出来ないことをよく見かけます。彼らも学生時代はサッカー経験がある訳ですが、すっと止まってボールを止めてすぐに判断して次のアクションに移るということが出来なくなってきてて、明らかに老化の兆候が見えてます。つまり、判断力の低下もあるんですが、明らかに速筋が落ちて遅筋が増えてきてる印象です。だから彼らもマラソンやゴルフは出来るんですよね。使ってる筋肉が違うんですね。

前にも書いた事あるんですが、宮崎のテレビ番組にあるマラソン大会に最高齢で出るというおじいちゃんがヒーロー的に出てて、そのおじいちゃん最近こけて腕折ってて、それでも出るっていうので取り上げられてた訳ですけど、自分的に言えば、遅筋主体のランニングはある程度のトレーニングしておけば高齢でも出れるのが普通なんで、むしろこういう方でも咄嗟の動きは出来ないんだなというのが結構ショックだったんです。

こういう速筋の比率を落とさずにさっと動ける高齢者になるにはやはり「腎虚」の克服が重要で、先日の学会でも、それを基礎医学的に漢方で解決出来るという発表があり、自分的にも目が覚める想いがしました。私自身は、おとこ注射+プラセンタ注射を定期的に行っている上に、八味地黄丸という腎虚の漢方も飲んでますが、この先生の言われた牛車腎気丸にも興味津々で次は牛車腎気丸に切り替えてみようかとも思ってます。今でも意外に速筋の機能は十分で、一緒にボール蹴ってる、自分より若い連中並に動けてます。更にその機能を維持したいという欲がありますので、良いものにはどんどんチャレンジしていきたいと考えてます。まあ地黄という生薬が入ってるので、医師のさじ加減が必要ではありますので、もし興味のある方は来院の上、ご相談いただけると幸いです。
5日休診して東京で漢方の研究会に参加してきました。
「痛みと漢方」がテーマの学会です。
宮崎におるとなかなか知り得ない知見が多くて、目が覚める想いをたくさんしてきました。
一つご紹介しましょう。

源実朝という人をご存じですか。
鎌倉幕府3代将軍で母親の北条政子の子ながら、北条氏の傀儡で、ひたすら我慢し続け、最後は暗殺されてしまった、源氏最後の将軍です。こういう過激なストレスの中、飲酒が多く、二日酔いの頭痛の悩まされていた時、臨済宗の開祖、栄西和上が、漢方の知識をベースに、濃いお茶を煎じて実朝に飲ませた所、頭痛が軽減したと言われています。

研究会でこの事をお話されている先生がおられ、低血糖も頭痛の原因になるので、濃い煎じ茶で甘いお菓子を食べさせると、頭痛もちには良いとおっしゃられてました。ただ、なかなかお茶を煎じるのは難しいですよね。だからこれ・・・

川きゅう調散(せんきゅうちゃちょうさん)
=ツムラ124番


https://www.tsumura.co.jp/kampo/g_medical/pdf/TJ-124.pdf

元々お茶で煎じて飲む漢方のようで、ですから緑茶や紅茶を温めて溶かして飲まれるとより効果が高いと思われます。そして頓服でも有効のようです。
保険医薬品ですから、医療機関でもらっておいて、偏頭痛や二日酔いのある方は、頭痛があったら、暖かいお茶に溶かして飲む、出来ればちょっと甘いお菓子を一緒に食べながらというのが良いようです。

最近は頭痛薬の連用による頭痛=薬剤連用性頭痛の患者さんも多く、頭痛薬を減らしたい、頭痛薬を使わずに頭痛を軽くしたいという患者さんに、この方剤は有効のようです。

是非医師とご相談されてみてください。
当院も漢方治療に力を入れております。是非、ご相談ください。

さて下半期

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と思って意気込んでいたら、歯を痛めまして、過去ないくらい顔が腫れてます(>_<)。
医者の不養生とはよくいいますが、私の場合、貧乏性なんですしょうか、まともに休みを取ると大抵体調不良を起こします。気を回してる方が気の循環が良くなるんでしょうか。なんか、嫌な性格ですね。
こういう時は高濃度ビタミンC点滴したいとこですが、何しろ休み時間がない上に、ある程度時間がかかるので(30分くらい)、その間に来院された患者さんを待たせる訳にもいかず、ジレンマっすね。
免疫も上げたいし、炎症も抑えたいところです。点滴ではなく、注射の方でカクテル考えてみようと思います。今は出来ませんが、将来的には、オーダーメイドで色んな成分をカクテルする注射や点滴を、その場でオーダー受けて、お応え出来るようなシステムも考えていきたいですね。今回の私のように、急性の疾患に対応することも可能だし、疲労や睡眠状態、スキンケア、二日酔い、色々対応出来たら、来院される皆様により良いものを提供出来ると思いますし。そういうシステム作り、今年の下半期に考えていきたいと思います。
まずは歯をどげんかせんとなー(>_<)

本当に久しぶりですいません

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本当にお久しぶりです
またつらつら書いていきたいと思います
って、これだけ書いてないから誰も読んでないですよね(笑)

今日来た方に、友人はもうここには絶対行かないって言ってる人もいるけどと言われまして、ありゃあと反省とともに、じゃどうするかというと、やっぱ医療って体に関わることだから、ちゃんと説明しなくちゃいけないし、耳障りの悪いことも時には言わなくちゃいけないし、そこ曲げると、被害を受けるのは患者さんだしなと思ったりもしました。
ほんま、胃腸科って半分は「心療内科」なんですよね。でも、日本って精神科とか心療内科ってなんとなく変な扱い受けてるように思われがちじゃないですか。でも、人間って体とともに精神(気)がある訳で、体を扱う医療は尊重されて、精神を扱う医療を受けることが変なことのように思われるのは納得いかない部分あります。だから、心療内科の方がとか、精神科の方がというと、医者にハラスメント受けたように思われがちですが、あなたの症状は現状、体の問題ではないですよと言ってるだけで、他の突破口から治療して解決しようと言ってるんですね。

まあ反省を活かしつつ、でも正しいことはちゃんとやっていけるようにしていきたいと思っております。

今、点滴療法についてHP的ブログを作ってます。ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。

ここをクリック

よくある話

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先日、ある患者さんが某HPに胃の不調で受診
”逆流性食道炎”と言われたが薬が出なかったけどそれでいいのかと
検査したんですがと聞いたら高齢の方で覚えていないとのこと

意外にこういう質問にお答えするのは難しいです

”逆流性食道炎”は胃内視鏡で見つかるものもあり、症状だけで判断するものもあります
PPIという系統のお薬を使ってみて軽快すれば、逆流性食道炎で間違いないという診断の方法もあります

ただ本質はそこにないんですね

そもそも胃の内容物が簡単に逆流することはない
内臓脂肪が多くて胃を圧迫することで逆流する
自律神経の関係で胃の動きが極端に悪くて逆流する

それに形の問題で、食道と胃の境目にある、逆流防止の為の筋肉が緩んでしまって逆流しやすくなっているなど

形の問題は手術や今後は内視鏡的治療も出てくると思いますが、結構対策は難しいです

となれば・・・

逆流を抑える事を考える
逆流して炎症起こすのは「結果」ですから「結果」を治しつつ、「原因」=逆流にもアプローチをかける事が大事です

胃の動きを良くすること=薬や食事の仕方、また自律神経の安定など
胃の圧迫を避ける=食べた後すぐに横にならない、肥満の解消など

逆流性食道炎というだけでも、これだけの説明が必要になるんですよね。大きい病院だと医師が説明したくても、時間が足りないです。
とはいえ、どれだけ人が多くても、やはり説明を受け、理解して治療は受けるべきで、多少嫌な顔をされても、患者さんの側から「説明」を求めていくのが一番だと思います

最初の質問に戻れば、正解に近いお答えは、私には情報がなさ過ぎて出来ません。薬を出さないのには出さない理由が担当の先生にはあるはずなので、その類推は情報なしには出来ないと思います。基本、医療相談にネット等で応じないのは、「情報」のなさが間違った答を患者さんに与えてしまう可能性が大だからですね。「医者」が言った事となれば、やはりそれを無条件に取り入れてしまう方が非常に多いのも事実ですから。

「説明」を求める事は当然の権利、あとは理解しようという姿勢の患者さんには医師も積極的に判っていただけるように説明すると思います。
いつも書いているように、内視鏡検査で重要なのは、検査をする事ではなく、検査の情報から原因を探って、薬だけでなく、生活全般、メンタル面についても医師と患者さんで解決法を探ることです。「説明」、それは医師もその状況に向き合っているという事と思いますので、納得いきまで「説明」をしてもらってください。私も不十分な事が多いので、自省しながらガンバリマス。

夏やせ予防

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暑いですね~
熱中症もいつもの年以上に増えてますね

漢方にはこういう時期を乗り切るものがありますよ
特に体力が弱いと感じられてる方や高齢の方には是非お勧めしたいです

これは「証」といって相手を選びませんので使いやすいです

普通の夏バテ対策であれば

「補中益気湯」(ほちゅうえっきとう)

です・・・
消化機能を助け、免疫力を上げたり、この方剤の字の如く

「気(元気)を益し」

ますよ

これに下痢や喉が異常に渇く方は

「清暑益気湯」(せいしょえっきとう)

が合ってます
使い分けはそのくらいです

これは医療用なので医療機関で保険を使ってもらうことが出来ます

高いドリンク剤などよりこちらの方が有効性も確認されてます
是非、この暑い夏を漢方を上手く使って乗り切ってください(=⌒▽⌒=)

胃腸科は・・・

テーマ:
本当につかれますねー

痛いから・・・
吐くから・・・
下痢するから・・・
便秘するから・・・

だから胃腸の中の病気じゃないと納得されないんですかね

胃腸の動きの問題ですよ
自律神経の関係ですよ

というと・・・
不満な顔される方・・・

自分の不調の原因知りたくて来てるのかと思って話してますけど

胃腸の中に問題ないのに・・・
効きもしない胃腸の中の薬飲みたいんですか

説明を真摯に聞いてくれる方もいれば・・・
自律神経と聞いた瞬間に怒りの表情に変わる方もいる

まあ・・・説明の仕方の悪いせいだと反省しております

前者から勧められてうちに来て・・・
後者の方も結構おられますね
実に申し訳ない話です

が・・・調子の悪い原因を正しく伝えるのが医者の仕事なんで

基本前者9割後者1割ですから・・・
正しい事を続けていきたいと思います
一日こっちもブルーな気分ですけど(´_`。)

久々で愚痴すいません
明日から役立つ情報をまた書いていきます