♪二隻の舟(二雙の舟)1992年リリースされた中島みゆき20作目のアルバム『EAST ASIA』に収録。また、1995年にリリースの夜会作品集アルバム『10WINGS』に夜会バージョンが収録されている。

タイトルの「二隻の舟」は後に「二雙の舟」に表記が改訂され、二せきの舟と読み違えること無く、二雙(二双)二つで一つと言う事が明確になった。

本曲は夜会のテーマ曲でもあり、フルコーラスだと8分を超える壮大な楽曲で、シングル化はされていないものの、中島みゆきさんの代表曲となっています。

 

「二隻の舟」歌詞

 

時は全てを連れてゆくものらしい

なのにどうして寂しさを置き忘れてゆくの

いくつになれば人懐かしさを

うまく捨てられるようになるの

 難しいこと望んじゃいない

 有り得ないこと望んじゃいない

 時よ最後に残してくれるなら

 寂しさの分だけ愚かさをください

 

おまえとわたしは たとえば二隻の舟

暗い海を渡ってゆくひとつひとつの舟

互いの姿は波に隔てられても

同じ歌を歌いながらゆく二隻の舟

 時流を泳ぐ海鳥たちは

 むごい摂理をささやくばかり

 いつかちぎれる絆 見たさに

 高く高く高く

 

敢えなくわたしが波に砕ける日には

どこかでおまえの舟がかすかにきしむだろう

それだけのことでわたしは海をゆけるよ

たとえ舫い綱は切れて嵐に飲まれても

 時流を泳ぐ海鳥たちは

 むごい摂理をささやくばかり

 いつかちぎれる絆 見たさに

 高く高く高く

 

おまえの悲鳴が胸にきこえてくるよ

超えてゆけと叫ぶ声が ゆくてを照らすよ

きこえてくるよ どんな時も

 

おまえの悲鳴が胸にきこえてくるよ

越えてゆけと叫ぶ声が ゆくてを照らす

 

難しいこと望んじゃいない

有り得ないこと望んじゃいないのに

 

風は強く波は高く 闇は深く星も見えない

風は強く波は高く 暗い海は果てるともなく

風の中で波の中で たかが愛は木の葉のように

 

わたしたちは二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの

わたしたちは二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの

わたしたちは二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの

わたしたちは二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの

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「二隻の舟」カバー

 

 

中島みゆきコンサートでバックコーラス担当する宮下文一さんによる弾き語り

 

 

平原綾香さんによるカバー

 

私、本日誕生日を迎え中島みゆきさんの楽曲の中で一番好きな「二隻の舟」を選曲しました。

最後までお読み下さり有難うございました。