11月21日(水曜日)の「ダンディの愛した一品」のコーナーを観ていたら、ジョンレノンの食べたウナギを取り上げていた。

久しぶりに描いてみることに・・・。

39年後の開戦記念日に40歳の若さで亡くなった当時、幼かった私はジョン・レノンはおろかビートルズの事も知らなかった。

※因みにスポーツ・芸能に興味がなかったために、その後数年間、同じ年の秋に山口百恵や王貞治が引退したことすら知らなかった。

本格的に歌に興味を持ったのは13歳の夏休みにザ・ベストテンを観てから。
気が付くと光GENJIがローラースケートで滑っており、「こんなグループが出てるのか」と斬新だった。

下手糞なアイドルから嫌いな演歌までいろいろある中から良いと思えるものが2~3あった。(歳とともに色あせるものが多いので今も良いと思えるのはその中の一部になったけど)



初めて買った洋楽アルバムは17歳の時、ジョン・レノンコレクションだった。
ラジオで聞いていた曲のタイトルを控えておき、好きな曲が詰まったそれはとてもお得な感じがした。

日本ではこういった歌手が出てこないのはやはり未熟なのか。

国内では人気アイドルを経て、ブルーハーツ、中森明菜、尾崎豊・・・など
うまくて情感豊かに表現できる人。
決して声が良くなくてもメッセージに魂が込められているもの。
伝わることで初めて成立するものだと思う。


ブルーハーツ時代の甲本ヒロトが「子供騙ししてんじゃねえよっていう人がいるけど、ロックは子供騙しだよ。」と発言していたが、それでも歌詞の中に社会風刺や励ましが装飾されずに割と真っ直ぐメッセージとして詰め込まれている。

明菜は自分でこそ書いていないが、ビブラートの凄さ+表現力が豊か。ただうまいだけの歌手ではない。
当時20代前半であれだけ表現できたのは山口百恵と彼女ぐらいしかパッと浮かばない。


尾崎はテレビで取り扱われるヒット曲だけでなくアルバムの一曲一曲に魂がある。
尾崎が生きていたら今どんな詩を書いていただろうなんて考えたこともあるけど、長生きできるタイプの人ではなかったかもしれない。

他人がとやかく言うのは失礼なんだろうけど、彼の通夜で川上麻衣子が「最後まで大人になりきれなかった」とコメントしたのが印象的。

80年代のように作詞作曲のプロが楽曲を提供してヒットを飛ばす中で自作の曲を歌う人がいるともっと活気が出たり、若い人の詩が如何に未熟か炙り出されるのだと思う。(ベテランだけど小田和正の詩も10代の若者レベルに聴こえ、メルヘンチックな女性に受けてる気がする。)

歌番組にもそれなりの活気があったし、今と違って作り手が力を入れている感がある。

ドラマなどにしても80年代後半~90年代前半の予算があった時代に新たな分野やタブーに挑戦せず、胡坐をかいていたから継承するべきものが無くなったのではないかという気さえする。


10代20代は現行の音楽で満たされているのかもしれないけど、質が落ちた。

今のような幼稚な音楽は感性が鈍くなっていくように感じる。
幼い歌が多く溢れていて、そればかりになっているうえにボキャブラリーのない人たちがこの手の曲を作り続けるばかりで日本人のミュージシャンには社会問題や世界規模で詩を書ける人材が
いない(表に出てこないだけ?)。

アイドルレベルの人たちが「僕らアーティストは~」と軽々しく自ら口にするのも違和感を覚える。
芸のないお笑い予備軍が”芸人”と名乗るのもまた同等。

大半が何を聴いても同じようで、大してメッセージのない歌が売れるだけでカリスマという呼称や歌姫の称号を安易に使う安っぽい時代になった。

反論する人も多いだろうけど、ならばプロ中のプロをアーティスト(芸術家orその道の最上にいる人)以外の別の呼称でさらに称賛すればいいというものなんだろうか?

最上級でアーティスト、昨今のはそれに遠く及ばない。



※もう夜ヒットのような豪華なメンツが揃う番組は作られることもないのだろうと思いながら、ちょっとを吐いてみました。
駄文長文をご覧いただいた方有難うございました。

似顔絵・イラスト・サイン・その他・趣味の部屋 
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結局はメガネなしバージョンに。
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以前、車のCMを観ながらざっくりとショーン・レノンを描いたのだけど、本人はもう少し額が広いのでいずれ描き直そう。