⁡デスホリ感想、後半戦です(笑)⁡
⁡お付き合いくださってありがとうございます。⁡
⁡⁡
⁡🌙S1
二人が洞窟で幸せな一夜を明かし、夜明け前に部屋に戻って、今は午後2時過ぎ。⁡
もう、元には戻れない事態になっていると、ヴィットリオやフィデレだけでなく全員が感じるところとなった。⁡
(二幕の)幕開きに相応しいトップ二人除く全員での、迫力のナンバー。
客席で観てて、音の厚みと気迫的なものが鼓膜をビリビリするのを感じました。⁡
やー、コーラスに於いては宙組がダントツだと思ってましたが、月組もなかなかすごいとわかって、一寸鼻高々ですわ(爆)
てか、やっぱりチームワークいいなあって感じます。
🌙S2
各部屋の掃除をして回る使用人のトリステーサとフェリシオ。
後は、亡きロベルトの部屋のみ。⁡
ここはでも、彼が旅立った時のままに置かれている。⁡
息子に…それも戦争で先立たれた母の心の傷は癒える事がない。
それでも、奥様にいつか(心からの)笑顔を取り戻して欲しいと願う二人。
使用人にこんなに思ってもらえるなんて、いい主人なんだなって分かろうというもの。
二人の名前が、悲しみ(トリステーサ)と幸福(フェリシオ)ってのがエスプリ効いてるやん~って思います。

それにしても、こありちゃん、可愛いし歌がこんなに上手いだなんてびっくりでした。ダンサーな使われ方が多い彼女ですけど、これからは是非ともお歌も堪能出来るお役を観たいなと思いました。

そして、その部屋で息子の思い出に浸っているステファニー。
また近いうちに子供をなくす不安に駆られているのかも知れない。⁡
そこへサーキが入ってくる。
部屋を間違えたと出ていこうとする彼を止める。
グラツィアの部屋と...?」⁡
あまりのストレートさに言い淀む皇子。
相手が王族であろうと、娘の心配をする母親は強い。
というか、皇子だろうと娘の彼氏なんだから(笑)

サーキはグラツィアを愛してると自覚した。
グラツィアも彼を愛してる。
それは間違いない。
ただ、彼は皇子でないし人間ですらない。
「どうされるおつもりなのです?」と聞かれても答えようがない。
結婚して連れていくのかと言外に問われて、「そんなつもりはありません」という。

おいおい、娘とは遊びだったんかーいって言いたくなるけど、母としてステファニーの意見もそうあるべきだという。

家族や友人や親しい人の愛情に囲まれてここで暮らしていきべきだと。⁡
…だよね、母の思いはそうだよね。でも、娘の本当の思いを理解出来てないんだなってなる。
彼女は安穏とした生活を求めているわけじゃない。思うように生きて死ぬ人生を貫きたいと願ってる。

その思いを知っているから、言葉に窮したサーキ。

子供を失う悲しみと痛みを訴える母。
サーキの、どうしても軽く聞こえる同情の言葉に、一寸ムってしたステファニー。

母の嘆きに呼ばれたように、ロベルトの魂が現れる。

書き割りにフィルムノイズが流れ、まるでこの場面全てが思い出の中の事のような錯覚に陥る。

でも、こんなに思っている母にはその姿が見えない。
泣く母を抱きしめたのに。

一生彼女は亡くした息子の面影を求め続けるのだろう。
こんなに近くにいるのに。

やはり、自分は人に悲しみと痛みを与える存在なんだと、居たたまれなくなる死神。

泣きくれる彼女を置いて、入ってきたヴィットリオに「奥様には、お悔やみ申し上げます...。」と呟くように言って、頭を下げて去っていく。⁡⁡

愛を知ってしまった死神は、人が死によって愛する人を喪う辛さを知ってしまった。

自分はどの様にこの世を去るべきか...悩み始める。

息子の死から未だ癒えていない妻に、そっと寄り添う夫。
肩を抱かれ、夫に顔を寄せる妻。⁡
⁡⁡
さち花ねーさんの、細く高く切なく伸びる母の嘆きを、泣かずに聞けるわけが無い。

でね...ええと...やっぱりおだ、100期の顔して?(笑)
ちゃんと「長年連れ添った夫婦」に見えるこの安定の演技力と落ち着きったら…(笑)


おかげでこの場面、一番泣きましたよ。
⁡🌙S3
海ミュの特徴なのか、芝居中に各キャラのターンな場面があって、役の大小はあれど見せ場を用意してくれてるの…。
役者的にも(ファン的にも)美味しいし、「(端折られすぎて)結局この子はどういう子?」っていうストレスが出にくいのがいいですね。⁡
で、デイジー。作中最年少の彼女は、恋に恋するお年頃。
グラツィアの「元」婚約者のコラードが好き。
びっくりするくらい複雑な(作品によっちゃドロドロの)関係なのに、あっけらかんとしてるのは、彼女がアメリカ人だからなのかな。←イメージ。
同じ「デイジー」でも随分性格違う可愛い子を、本当におはねが可愛く演じてて、なんというか…ホッとしますね(笑)

コラードって人をみて、正直、グラツィアはなんでこの人と結婚しようと思ったのか疑問に感じたんですよね。

絶対相性よくなさそう(笑)

ので、こういう振られ方をしても、(観客として)そんなに同情もしないし、グラツィアひでえ…ってとこまで行かない。
…このね、さじ加減が上手いと思います。れんこんの。
子供の頃からずっと好きだった彼女とやっと婚約できて、幸せの絶頂だったはずなのに、どうしてこうなった?って、言ってて、実際そこ見たら可哀想なんだけど…。
こういう作品で「あのキャラいい人じゃないけど、あれは可哀想だ」って思わせたらいけませんものね。
「振られた元婚約者」をバイプレーヤーとして、ある意味敵(かたき)役として一寸コミカルに演じ切る。
上手いなと思いました。

少々性格に難アリに思えるコラードだけど、デイジーの恋が成就するといいねって思っちゃいます。
⁡⁡
⁡支えてもらえーって(笑)⁡
⁡書いてる途中に退団発表を知ったから余計に...。⁡
⁡⁡
🌙S4
ロベルトの部屋で、子供を喪い、未だ傷口から血を流し続けているかの様な妻の嘆きを聞いたヴィットリオは、皇子に娘まで我々から奪い去るのか!と怒りをぶつける。

死神の定義…というか、概念というか…仏教や神道がベースの日本人である私には、なかなか飲み込みにくい問題なんだけど、この作品の死神は、「予め死ぬ予定の人の所へ行き、魂をあの世に導く」だけが仕事で、「人の生き死にを決める(神的な)存在」がいて、その指示に従う一兵士であると。
じゃあ、例えば右手握ったとしても死ぬ予定じゃなかったら死なないのか?とか(笑)え?それは別の話?(笑)

とにかく、死神は、この休暇をどの様に終わらせるか考えてる。
命令違反して勝手に仕事放棄して…もしかしたら、彼自身が罰を受けるかもしれない…その中で得られたものの大きさと切なさと悲しみを前に…曲がりなりにも「神」と付く存在の彼が、とても非力で弱く儚く…行き先を見失って途方に暮れてる…そんな感じを受けました。

めっちゃ怒気を孕んできたヴィットリオも毒気抜かれてしまった位に。

一人にして欲しいと言った去り際、「…雨というものも、こんな日には…悪くないものですね。」って辛さを雨に当たって癒されてるなんて、なんて人間的なセンチメンタルなんだ…。すっかり人間の気持ち学習してるやんってなりますね。

めっちゃシリアスな場面なんで、黙殺してたフィデレの登場(笑)…油断したら目がいく、目がいく(笑)⁡
もう、面白いのやめてってなる🤣
一生懸命が面白いってのも、役者の力ですよね。

ヴィットリオにしたら、こんなだけど唯一秘密を共有している相手だから、一寸頼りにしてて。
死神から娘を守る「とってもいい考え」があると言われて、喜んだのもつかの間、「車でグラツィアを遠くに連れていく」と言われ、世界中を難なく移動できる死神相手に、物理的に引き離しても無駄なことだと、更に絶望する。

でもね、フィデレの愚かなりにでも一生懸命グラツィアと公爵家の事考えてる姿は、主を一寸前向きにさせる。

逆ギレしたフィデレが雷に打たれる(打たれてた?)所、と、妄想車庫入れ…笑いました。ほんとに上手いよね!こういう役者さん、大好きなんです、私。

二人の息のあったやり取りが面白くて、上手いなあと思います。

そう、毎日おだに投げ捨てられる傘、骨とか大丈夫なのか、一寸心配でした(笑)

⁡🌙S5
グラツィアを愛してる両親から、彼女を奪う訳にはいかない。
元の世界には、1人で帰る。

冷たい雨に濡れながら考え出した結論。

それをどう伝えるか。
洞窟の入口に座り考えているところに、愛しい彼女が現れる。

「待っている気がして」という彼女の言葉に、動き出せないでいた自分を自覚する。

ヴィットリオが先刻の計画を実行すべく、娘に部屋から出て車に乗れとドアの向こうで叫んでいるから、窓から出てきたと聞き、「無駄なことを…」と思いつつ、彼の気持ちも分かるという風な表情を見せるサーキ。

お互いの愛を確信したグラツィアは、二人で行く未来しか見ていない。
そんな彼女に別れると説き伏せるのは難しい。
ましてや、自分も本当はそうしたくないのだから。

自分の正体が死神で、自分と一緒に行くという事は死ぬことだと…そう言ってしまえば早いのかもしれない。
だがそれだけは言いたくない。
自然、サーキの言葉は歯切れの悪いものになる。

「愛してる」と抱きつくと、弱々しく引き離そうとするサーキの、それでも本当に別れなければならないのだという意思を感じて、「ちゃんと愛してないと言って」と…それを聞いたら、納得はしないけど別れるとグラツィア。

辛いっ…辛すぎる…。
二人とも本当にこんな事言いたくないのにそうするしかないなんて…。

絞り出す様な、吐き出す様な、皇子の「君を愛していないのだから…。」は、グラツィアでなくても「嘘よ!」って泣いてしまいます。

泣きながら「さようなら」と走り去って行ったグラツィアを追いかけたい気持ちを押しとどめて、耐えるサーキ。

その想いは耐えきれずに口をついて吐き出される。

ナンバーのタイトル「More and More」って、だんだんって意味だと出ましたが、どんどんというか増々というかそういう意味合いなんですよね(英語苦手だから一応調べたよ😅)。

サーキの呟きが叫びになり、祈りに変わっていく。

とっさに走り去ったものの、その言葉を近くで聞いてしまったグラツィア(ごめん、下手ソデにスタンバってたのソデ幕の隙間から見えてた(笑))は、戻ってきて、本当のあなたの心の内を聞かせてと頼む。

もう、嘘はつけない…。
観念したサーキが告げる本当の想い。

鳥肌モノのデュエット。
力強く太いれいこちゃんの低音と、繊細でピュアなくらげの高音。
ほんとに女声同士なの?ってびっくりする。

もう、技術とかそういうのの前に、役の人物として、純粋に相手を心の底から愛してるんだなって感じます。

れこうみの真骨頂ですね。

鳥肌立てて振るえながら、感動の涙があふれました。

熱く強い抱擁の後、今夜二人で旅立とうというサーキ。

幸せに溢れるグラツィア。

自分の幸せの為に、人を不幸にしてしまう選択をしてしまった死神。
でも、これだけは譲れない。

「私は...世界一自分勝手な男だ」
そう吐き捨てる様に独り言ちして、覚悟を決める。

れいこちゃんの、囁くような声量なのに明瞭に聞き取れる、悲しみも嬉しさも後悔も何もかもを内包した言葉が素晴らしすぎて…「ほんとにこの人なんなん!?」ってキレるほど感動しました。

⁡🌙S6
部屋からグラツィアがいなくなったと知ったヴィットリオは、激しさを増す雨の中、娘を探し回り、無事を確認して戻ってくる。⁡
死神に魅入られている娘をなんとか助けたい。
妻にこれ以上悲しい思いをさせたくない。
父として夫として、焦燥に駆られるばかりだ。⁡
とにかく、12時になって彼がこの家から出ていくまで最悪な事態に陥らないように務めるしかない。

この場面、ヴィットリオが入って来るまでみんなでカードゲームをしてて、ちゃっかりコラードの横に陣取って、落雷の音に驚いて抱きつきそうになったデイジーがいじらしくて一寸可愛かった。⁡
ものすご愛想ないリアクションしかしないコラードに「一寸くらい優しくしたれや」って言いたくなりました。
後、メイドちゃんたちも混ざってるのが、いい関係の「貴族と使用人」なんだなって、何回目かの納得をしました。

これ以上なにもないように…そう思っているのに、ダリオ医師が金曜日の夜から今現在ヨーロッパ中で一人の死者も出ていないというニュースを持ってきた。⁡
「死神はお休み中らしい」と、それは皆にとってジョークなんだけど、ヴィットリオ...恐ろしい現実突きつけられた気がして生きた心地しなかったろうな。あ、フィデレも(笑)

そして、サーキに何かを感じたエリックが、モンテカルロから帰ってきて、サーキ皇子が「偽物である」と全員の知るところとなった。

え…死神ったら本物の皇子の身体借りてんじゃないの?
「エッフェル塔から飛び降りたのに両足で着地してスタスタ」の人と同じ様な感じで、周りの人の認識も生きてる…けど、モンテカルロにはいなくなった…じゃないんだ。
一旦死んで、お墓…はムリだな…棺とかに入れられて(遺体がなくなっても分からない状態になって)から、身体を拝借したのかな。でもそれなら「その時を遅らせる事が出来る」って事にはなってない気が…。
う~~ん💧‬ここだけ分からないのよねえ。

まそれは一旦置いといて…。

本物の皇子ではないなら、あいつは誰だって話で。⁡
必死で誤魔化そうとするヴィットリオは「騙されています」と言われ、グラツィアを盗られた事しか考えてないコラードは「結婚詐欺師」だと言い出して(これを聞いた時のフィデレのリアクションが最高!)、警察に電話をかけようとする。

この2日、何事もないようにと必死に走り回ってたのに、ここに来てこれかよって思ったか分からないけど(笑)、コラードから電話を取り上げ、「お前が思っているより事は遥かに深刻なんだっ!」と怒気を孕ませて言い放つヴィットリオ。

…そりゃね…どう考えたって「人間である」って所は揺るがないですもん。普通…。
だから、ここまで彼を恐れ、庇うヴィットリオが理解できない。

「お前は誰を相手にしてるか知らないからそんなことが言えるんだ!」と一笑に付されたコラード。⁡
⁡冷静に「ということはご存知なのですね?」と切り返したの、えらい(笑)⁡
全員に詰められ、でもこの家を護る当主として、どんな報復が待ってるかも知れないのに誓いは破れない。⁡
だから、「あと何時間か、奴が出ていくまで誰も逆らってはならない。」とだけ言い、それでも食い下がる皆に、逆らったらこの屋敷中の魂全て無事では居られないと、…もうほとんどお答えじゃんってな事を重々しく伝え、ソファーに崩れ落ちる。

ここだけ見たらサスペンスドラマみたいーってなりました(笑)⁡
⁡まぁ、ヴィットリオやフィデレにとっちゃホラーだろうけど(笑)
⁡⁡

⁡🌙S7
サロン(前場)で、「サーキ皇子は偽物」という所だけ聞いたアリスとデイジーは、グラツィアにそれを知らせに来た。
すっかり舞い上がってるグラツィアに、その忠告が届くはずもなく、噛み合わないやり取りが続く。

…グラツィア…大丈夫か?
愛だけでは無理なこともあるぞ…?って、一寸不安になる舞い上がりっぷりで(笑)⁡
アリスに至っては、人ならぬ彼の恐ろしさを肌で感じただけに、本気で止めたいと思ってただろうに、グラツィアの「唯一人のひと」への想いに、自分たちのその人を重ねてしまう。

アリスってさあ、ロベルトと恋愛結婚で、物凄く愛し合ってたと感じるんだけど、グラツィアったら自分を止める二人に「心から愛する人に出会えたら、あなたたちにもきっとわかるわ」って言ってるの(笑)⁡
こら。友達だけど義姉よう?結婚歴ある人つかまえて、何言ってんの、舞い上がりすぎ~って突っ込むわ(笑)

本人それどこじゃなくて気にしてないみたいだけどね(笑)

三人の夢夢しい…唯一人のひとをに出会ったの(幸せよ)ってダンスナンバーが、可愛くて仕方ない(笑)
めちゃくちゃ難しそうなんだけど、歌(笑)
めっちゃ歌うまだから安心して聞いてられますね。

妄想の中のサーキとコラードにエリック。
およそリアルでは見られないんじゃない?って位の笑顔で彼女たちをリードして踊る。
振り付けが御織先生らしくて好き💕⁡⁡
⁡退場間際の投げキッス!れいこちゃんだけ観てたんでアレなんですが、全員してました?

アリスの相手がね、亡き夫ロベルトからエリック(パイロットスーツ暑そう…)に変わるのがね、なんかやっぱりアリスって大人というか…色々傷ついて考えて悩んでたんだなって思いました。
幸せになって欲しいよ。

男性陣が退場という形で”消え”る(笑)と、飛んだりハケたりしていたセットが戻ってきて、うっとりしてる三人が部屋にいる。
や、他の場面もそうなんだけど、この場面のこの流れがやたら良くて、ナンバーが上手いことハマってるてのもあるのかもなんだけど、照明消えるまで「可愛い~」ってなっちゃいました。

⁡🌙S8
サーキの寝室。
後1時間強でここを去るために荷造りを済ませたサーキに、ヴィットリオが「娘を連れていくと聞いた」と駆け込んでくる。⁡
自分が触っても枯れないピンクの薔薇。⁡
⁡まるでグラツィアの様なそれを胸ポケットに刺し、彼の問いに頷く。⁡
愛しているから…。
愛して、愛されているから…お前たちから彼女を奪う。
決めたから、迷いのない返答。

本来なら、金曜日の深夜、彼女は死んでいた。
それに気付いてないヴィットリオは、「こんなに若くて先の長い娘を…」と責める。

自分が来ても来なくても、彼女はここから永遠に去る運命だった。
それを生かしたのは、紛れもなくこの死神だ。⁡
人間にとって、「命とはなんなのか」疑問に思い、躊躇い、生かした。⁡
「だから彼女を連れていくのはおかしいことでは無い」言外にそう匂わせ、自分も納得しようとする。⁡
が、ヴィットリオは、一度助けたのなら、もう一度助けてくれと、まあ、人の親として至極当然の、厚かましい願いをする。

だが、彼女と約束をした。彼女は自分で「行く」という選択をしたのだ。

ただ…自分と行くということは、死ぬ事だとは…言えずにいた。

「それは無意味なペテンだ」と言い放たれ、思わず「知らなかった」と言い返す死神。⁡
ヴィットリオと「自分がここにいる間はだれも死なない」と約束した時は、愛や、愛の持つ驚くべき力をまだ知らなかったのだと。⁡
話は終わりだと背を向ける死神に、尚食い下がるヴィットリオ。

もし、元の世界に帰るのに誰かの命が必要なら、自分を殺せと。

多分、そんなのいらないし、グラツィアが一緒に行くのはそんな理由じゃないけど、その言葉に驚く死神。⁡
娘の身代わりになるという事に理解が追いついてない。

親子の…父親の愛。
子供のためなら喜んで、進んで命を投げ出す。そういう愛。
男女の愛とは別ものだけど、思いは同じだけ強い。

「失う悲しみの深さに差はない」 
それに…本当に愛してるのなら、なぜ娘から人生の喜び全てを奪おうとするか!その先に続いたかも知れない未来、生まれたかも知れない命まで…!
言葉を尽くして死神を説得する父。

聞いてて、うわ、キツイこというなあって思いました。⁡
ないんだもん、死神に未来なんて。⁡
生命力に溢れた彼女には、あの世界は似合わない…死神の自分が一番わかってる。
「生まれたかも知れない命」…そんな輝かしいものを、自分は彼女に与える事が出来ない。

決して彼女を不幸にしたい訳では無い。

やっぱり彼女はここにいるべきだ。

「彼女を置いていくことにする…」
自分の出来る最大の愛の示し方として…そういうしかないと感じた。

手を取って感謝するヴィットリオ。
その手をそっと振り払うようにして離れるサーキ。⁡
時計が11時を打つ。

彼女と別れると決めた今、「一日でも一時間でも…一分でも長く生きたかった…。」⁡
死神は涙を流さないのかもだけど、恐れと不安と悲しみと…深い愛に、今にも泣きそうな顔をしている。

観てる私たちの心臓が、ぐっと掴まれたくらい痛む表情で…。

これこそが、「命」、「生きることの意味」で、死神が知りたかった「人間の気持ち」なんだと。⁡
あと一分でも生きていたい…そう思う事こそ人間の人間らしいこの世の去り方なのだと…。
多くの人間はそう思いながら死んでいったんだと。

ヴィットリオの言葉に耳を傾ける死神。

礼を尽くしてヴィットリオが出ていくと、胸のポケットからバラを引き出し、そっと手のひらで包む。

一度、おだに掴み掛かられた時バラがすっ飛んでいって、え?演出じゃないよね?って慌てたんですが、このタイミングで拾い上げたの観て、なんて効果的な拾い方なんだ!って感動しました。

人として生きたから、死を恐れ、神に祈り、命と愛を未来へ繋ぐ…その意味が…素晴らしさがわかった。

同時に、出会えた唯一人の愛する人を忘れるなんて出来ないということも。

カットアウトの暗転の中に、死神であるサーキの決意と覚悟が見えた気がしました。

めっちゃ関係ないんですが、この場面観て、「ギャツビーの一幕ラストみたい」って思っちゃいました(笑)


⁡🌙S9
ダリオ医師が、エヴァンジェリーナに呼ばれて音楽室に入ってくる。

金曜日の真夜中から一人の死者も出ていない状態がまだ続いてると聞いたエヴァンジェリーナ。

「でも、もうすぐ死に始めるわ。彼がここを立ち去ったら。」

予言めいた物言いに、え?ってなる先生。

彼女には、サーキの正体がわかってて(その件に関しては本人も否定しなかったし)、なんでここへ来たかもわかってて…。
ピュアに勝るものなんてないんだなって思う。

で、それが「世間の常識」とかけ離れると「おかしい人」扱いされるんだなと…。
この時は、エヴァンジェリーナが飛んだり抜けてた記憶を取り戻して、ちゃんと受け答え出来てたからよかったけど。

そして、この「記憶を取り戻した」事も、死神が休暇を取ったおかげなのだと。

ここ30年ついぞ呼ばれたことの無い名前で呼ばれ、驚くダリオ。

いつもはね、年配の人らしい口調で話してるのに、「僕の名をダリオって言ったんだよ!」って言ってるのが、なんというか…こんな言い方おかしいかもなんですけど、「彼らにもちゃんと若い頃があったんだ」って思いました。
「わし」でなく「僕」って言ってた若かりし日々が。

すっかり飛び飛びになっていた記憶が繋がり、「おかえり!」と、この長い年月支え続けてくれた愛しい人が抱き締めてくれる。

エヴァンジェリーナは、これを機に結婚しようと、ダリオにプロポーズをする。

霞が晴れた状況って、死神の休暇終わったらまた元に戻っちゃうのかな。
それを察して、今これを言う為にここに呼んだのかなって思いました。

年取ってくるとね、年寄りのこんな純愛とかの弱くなるんですよね(笑)
ほろり…というか、じーんときました。

死神&グラツィア並に「幸せになってくれ~」ってウルウルしながら思いました。

それにしても、人生をワイン(とぶどう)に例えるとか、イタリアやなあって感じですよね。

そして…ちるちるよ!⁡
⁡本当におばあちゃんに見えるその演技力なんなん?⁡
え、99期ですよね(笑)⁡
子役させたら右に出るもの居ないって…子役のちるちるが泣いたら世界が泣くって…その99期の彩みちるさんですよね?⁡
相手役さんと30年以上芸歴の差がある、「娘役」さんですよね。⁡
ほんとうに上手い…。⁡
姿勢とか、歩き方、手の動かし方、セリフのスピード…全て計算されてるんだろうなって思うと感動する。
後、びっくりするくらいの歌唱力の伸びっぷりよ!
歌唱指導の先生「(ちるちるに)なにをしたの?」(笑)

と、同時にじゅんこさんの懐の広さですよ!
ちるちるの可愛いおばあちゃんに釣り合う、一寸可愛い、人生を楽しんで生きてきたおじいちゃんを演じられてて…。
本当にお似合いのカップルだなと思いました。

ゆったりしたデュエット(これも素敵だった)の後の、キスシーンに、少なからずびっくりしたけど(笑)

⁡🌙S10
後僅かでサーキ皇子…死神はここから去っていく。

ヴィットリオは、死神とのやり取りで、屋敷の者に真実を伝えてもいいと判断した。

ただ、グラツィアだけには話せなかった。

やっぱり親といえど、娘の恋にこれ以上干渉出来ないって思ったのかな。

舞台前ツラで、ランベルティ夫妻がそんなやりとりをしている後ろで薄暗い中、様々なカップルがパヴァーヌを踊ってる。⁡
この…なんか…不安と寂しさ(?)がないまぜになった様な雰囲気と、ブラック(+シルバー)フォーマルなドレスコードが、まるで誰かのお葬式の様に感じる。

サーキ皇子の「正体」を聞いたコラードは、でも、相変わらずで…うーんやっぱりグラツィアが婚約までしたのが不思議なキャラなんだけど、とにかく彼女一直線なのはわかった(笑)
デイジーですら「兄弟とかいたりする?」ってアタックする相手変えようって気になる位(笑)

しかし…こんなにわかりやすいアプローチかけられてるのに気付かないってある意味すごいよね(笑)コラードったら。

あ。この場面のおはねが可愛らしすぎてにやにやしてしまいます。

「ロベルトの死」という大きい傷を共有しているエリックとアリス。
二人とも、「その時」に近いエヴァンジェリーナとは違う理由で、彼の正体に(薄々)気付いてて。

アリスは、その共通の思いがあるから、一歩踏み出そうとしたのかも知れない。
「私を抱きしめて…」って。

背中を預けた親友の妻。
親友亡き後、幾度となく、見た目より繊細な心のこの人を抱きしめたいと思った事か。

「ロベルトの死」を改めて感じていたエリックの、それは背中を押す一言だったと思う。

言われた瞬間の表情が驚いた様な嬉しい様な…なんともいい顔してましたね、るねくん。

「知ってる?本当は君に会いたくて僕はここに来たんだ」と、手を差し出す。

…格好よくない⤴?!この返しとゆーか告白の仕方!

だいぶきゅんってなったんですけど!(笑)

この二人にも、幸せになって欲しいなぁ。

これは完全に妄想というか希望的観測なんだけど、子供を亡くしたランベルティ公爵夫妻が寂しくないように、「息子の元妻」「娘の元婚約者」という、浅からぬ関係の2人が、それぞれ新しい相手と結婚し、未来の象徴である子供を授かって、ちょくちょく顔を見せに来るの。
血は繋がってないけど、どこかに繋がり感じて慰められるんじゃないかなって…そうだったらいいなって、思わずにはいられません。


そして、皇子の正体は、使用人たちにも上司のフィデレから知らされる。
並ぶと改めて、個性豊かな面々(女子の制服、アレンジしまくりで誰が正解か分からない)が異口同音に驚きを口にする。

フィデレったら、部下には見栄っ張りなキャラだったのね(笑)多分、怖がってたのバレてるけど(笑)

お色気メイドのソフィアが「危なかったわ!」と、皇子を誘ったのが未遂に終わってよかったというと(一寸年配?の)コーラまで「私も…」って言い出した(笑)
使用人一同総ツッコミだったけど、私も「え?」って言いそうになったよ(笑)どこでそんな絡みあったかって(笑)
こういうオチになるキャラがいるのも面白いなあ。
てか、本当に代役がんばったね(めっちゃ上から目線💧‬)

金曜日の夜中から消えていた腰痛が復活して、益々エヴァンジェリーナの言葉の信憑性を感じずにはいられないダリオ医師。

出来れば、エヴァンジェリーナの記憶だけは、その後もはっきりしたままだったらいいなって思います。
この先も…死神が迎えに来るその時までずっと幸せでいて欲しいな。
明日になって「私のダリオ」って呼んでハグしてくれた人にまた別の男の名で呼ばれたら、さすがの先生でも辛いと思うから。

ランベルティ公爵夫妻が、死神が自分たちの元に再び現れるのがずっと先であれと願う。

人間として、命あるものとして、それが正しい願いだもんね。

やっぱり「死神」は忌み嫌われる存在なんだと…自分もきっとそう思うとは思うけど、この2日間の物語見てるとやるせないなって思いました。

「冬に眠り 春に目覚め 命は巡り続ける…」
そう歌いながら皆の差し出された手は、何を求めていたんだろうか…それとも、人知の及ばない生死を司る神の御業の前に、祈りを捧げようとしたのだろうか。⁡
⁡⁡
⁡🌙S11
れいこc…じゃない、サーキ皇子の歌う「One More Day」。
美しいメロディーラインと美しい歌詞。
今回の為に…れいこちゃんが歌う為に…用意された新曲!

それこそ「死ぬほど」悩んで、最愛の人と別れ1人で旅立つ決心をした死神。⁡
それでも思わずにはいられない「せめて一夜だけでもかまわない 一瞬(ひととき)でも長く ここにいたい」と。

その祈りにも似た詩(ことば)が流れる中、三々五々ハケて行く人々。⁡
几帳面にセカセカ出ていくフィデレ。

二人の新しい明日に向かって、アリスの肩をしっかり抱いて出ていくエリック。

1人で行こうとしたコラードに抱きつくデイジー。
一旦振りほどくも、「仕方ないなぁ」って顔しつつ、手を差し出すコラード。
もう、ハケてく時の、やっと思いが通じた?!って、嬉しそうなデイジーの顔ったら!こっちまでニコニコしてしまいました(笑)

対して、悲しみをたたえた瞳で空を見て出ていくステファニー。

こちらも1人で歩き出すエヴァンジェリーナ。⁡
そっと引き止め、腕を貸すダリオ医師。⁡
「君のいるべき場所はここだよ」って…記憶とともに彼女が行ってしまわないように…そう、言ってる様。⁡
ずっとずっと寄り添って愛してくれる男性って...やっぱりステキです😍

最後のヴィットリオ。すこーしだけ、サーキ皇子との別れを惜しんでる…というか、この2日間が思い出深い日々だったなって感じてるような…でも、未来に進む為に訣別する…って表情に感じました。⁡

⁡そして、死神も訣別の時が来た。

二人で行く未知なる未来に心ときめかすグラツィア。⁡
サーキ皇子の「さようなら、グラツィア…」って言った時の切ない表情とココイチ囁くような…というか、息みたいな声。
決心したとはいえ、辛いことには変わりない。⁡
洞窟の入口で話した時より更に、彼女への想いは強く、幸せになって欲しいと願っている。

自分と一緒に行ってしまったらもう、家族や友人誰とも会えなくなる。

死神なりに踏み込んで説明…説得するけど、この期に及んで…ってなってるグラツィアには響かない。

「わかった、シベリアね!」
こことはまるで違う冷たい世界だと言われてそう答える程に、彼女はなにも響いてない。

この「わかった!」って聞いた時、私もだけど客席からフッて笑い声漏れたよね。
緊迫感無さすぎって思ったのよ。大丈夫?って。

サーキもそう思ったんじゃないかな?「何も分かってない」って言い方に少しのガッカリ感じました。

でも、わかってなかったのはこっちの方。

グラツィアは、そんな生半可な覚悟と愛を持ってる女の子じゃない。
彼女にとってサーキは「私が愛するただ一人の人」で、それ以上でもそれ以下でもなく、一緒に行くと決めたのだから行くのだと確固たる信念がある。

これ以上言葉を重ねたら、本当に本当の事を言わなければならなくなる。
そうしたら、流石のグラツィアでも恐ろしさに逃げてしまうかもしれない。

嫌われるのだけは避けたい。

真っ直ぐな彼女の気持ちと瞳が心を貫く。

れいこc…サーキの苦悶に歪む顔なんて見てられない程辛そうで…。
泣きながらフッと「あ、ここ、ファントムの♪素顔みせて~♪のとこみたい」って思ってドキドキしました(笑)
ここでクリスティーヌみたいに逃げられたらハッピーエンドにならないよって(笑)

グラツィアの、キスされて「わかってくれた」って思ったろうなって背中が切なかった。
と同時に、「最後のキス」に覚悟を決めたサーキのキッパリした表情…泣く。

時間になり、それでも彼女を置いていこうとする恋しい人と離れまいとする、グラツィア。

「愛された人間のままで別れたいんだ!」
そうすれば、二度と会うことがなくても思い出として彼女の中に存在出来る。
 人ならぬ死神の最後の願い…。

そんな思いを知る由もなく、「何者であろうと、『愛する人』以上に大事な事なんてない!」と言い放つ、グラツィア。

叫びも虚しく、縋る彼女に本当の姿を晒してしまった死神。

きっと死神的には泣きたいくらい絶望してたと思う。この姿見てまだ「愛してる」なんて言うわけないから。

だけど、クリスティーヌより肝の座ったグラツィアは(笑)、その姿を見て「(自分が)死神だから、私があなたを愛するはずがないと思ったの?」と、その思いを否定するために死神の右手を自分の胸に当てる。

予想外の行動に、死神の方が動揺する。

なんかここ見てて、一寸「天使の微笑み悪魔の涙」のラスト思い出しました。
ずっと「♪たとえあなたが 誰であろうと~♪」って歌詞が頭の中でぐるぐるしてました(笑)

後、影武者の雅くん。なんか…良かったです(笑)動きも(ほぼ見えないのに)口パクも完璧だったと思います。
そういえばれいこちゃんと身長同じなのね。それで選ばれたのかな(ロマ劇の影武者の子も身長同じでしたね)。

まそれはいいとして。
「自分の命よりあなたを愛してる」
最大級の愛の言葉だと思います。それも、比喩でなく本当の事として。

命の限り 続く道を 進んだ先に あなたがいた

死神の恐ろしい姿の自分を抱きしめる、愛しい人。

これこそ「真実の愛」。

彼女を受け入れた時、奇跡が起こった。
顔を覆っていたもの、恐ろしい右手も消えた。

真っ白な光の中の二人。

真実の愛を得た死神は、役目を解かれ…永遠に共にいられる唯1つの道へ進むことを許された…のだと、私はそう、受け取りました。

「愛は死より強い」
それが真実。

真実愛し合ってる二人を、死なんかが引き裂ける訳が無い。

晴れやかな…どこまでも澄み切った晴れやかな顔で、行き先を見つめて歩き出す二人を見て、泣きながらそのシンプルで奥の深いテーマをしみじみ噛み締めました。

二人で客席…や、この世…かなをフッと振り返って見た時の、くらげの少し反った背中と、その後優しく微笑むれいこちゃんが、二階席だと一寸近くて…大泣きしてしまいました。
オペラ曇る、曇る(笑)

真っ白なれいこちゃんは一寸…アレでしたけど(笑)←こら。
アッシュグレーの前髪長めのヘアースタイルは、殊の外お似合いで…あの醜いペストマスクで覆ってたのは、きっと迎えに来た死神に恋をしないようにという、神様の配慮(!?)だったのかも知れないなって思いました(笑)

くらげは本当に幸せそうで、花嫁さんみたいでした。
撮影の時にはしてなかったミデアム丈のグローブがいい感じに素肌を隠して、余計に透明感を出してた様に感じました。

それにしてもあの螺旋階段、どこまで本当に上がって行けるん?って幕降りるまで進んでたれいこちゃんにドキドキしたよ。
🌙S12
この作品はフィナーレないのよね💧‬⁡
⁡三組(出来たら+2組)のデュエットとか観たかった(笑)一寸残念。

でも、組子全員晴れやかに出てきてお辞儀してくれるだけで、満足感ありました。
みんなね、一回一回に魂込めて、「今出来る最大限を出した」って自信と達成感に満ちた顔してたから。

特に印象に残ったのは、やっぱり、じゅんこさんとちるちるの、お辞儀してから手を組むというかほほ寄せ合うというか...のポーズ💕
や、もぉ、エスコートの段階からめちゃくちゃ良い雰囲気で...ほんと好きってなりました。
このふたりが幸せなら安心だわって(笑)

続いて出てきたおだは...役のまま?
って感じでしたね?笑顔が落ち着いてて←え?
似合ってるから良し!🤣

くらげは、ラストの幸せ満載オーラ纏ったままの超エレガントなお辞儀🥰
やっぱりこの人のお辞儀好きです。
綺麗なんだもん。そして笑顔がチョー可愛い💕💕

からの、れいこちゃん!
最初観た時、「あ...このお衣装なんだ...」って思っちゃいました。
軍服か、黒のタキシード(これが1番似合ってた!)かなって思ってたので。
え?着替える時間あったよね?って(笑)

や...あの素敵なヅラ堪能出来るからいいんですけど(笑)

めちゃくちゃシュッとした顔して出てきて、動き出す瞬間にぱぁっと笑顔になったの!

あれは反則!
オペラ落としそうになりました😆💦

かっっっっっこっっっっっいいいっっ!!😆💕💕💕💕💕

はわわわってなってる間に、ひとことご挨拶して幕が降りました。
え?ごめん、なに話したか全然覚えてません(笑)
てか、ほんとに短いご挨拶でしたよね?(2回とも)

作品としては、コメディーだったし、おだいるし...と、ダルレーク並のを期待してたんですけど(笑)
やっぱり(気力も体力も)消耗するのかな。
ま、通常公演(収録でも貸切でもない)だから仕方ないか。

とかを頭の片隅でぐるぐるさせながら、興奮で手が痛い位拍手して、涙出ないくらい震えて、感動してました。

ほんと素晴らしい作品でした。

間に書き込めなかったんだけど、きっとモニター越しに舞台見てタクト振ってらした御﨑先生、セットの中にいて、安全にスムーズに動かしてらした大道具の方々、ソデや至る所で、滞りなく舞台が進行するように心を砕いて下さった、生田先生はじめ皆さんに本当に感謝してます。

本当に観られて良かった。
公演出来て良かった。
れいこちゃんの月組と(作品が)出会えて良かった。

幸せ噛み締めてます。


本当に長々と書き連ねてしまいました。
最後まで根気よく読んでくださって...本当にありがとうございました。