本当は22日に(21日観劇した)、この「おだちん(風間柚乃)ルドルフ」の事と「みやるり(美弥るりか)の喉の調子がだいぶ悪い」ってネタを上げようと思っていたのに、まさかのみやるり休演で、れいこちゃん(月城かなと)がフランツを代役で演じる(そして、復帰するっつー)なんて非常事態が起きて、間のあいた(そして、話が前後する)アップになってしまいました。
今更感はありますが……

悲しい事に、前の方の背が高く……センター全滅だったんですけど……



後、音響的にマイクの音(スピーカーからの音)が変な反響の仕方してずっとエコーかかってるというか、遠くから聞こえるように感じました。
そんなに近くないはずなのに、生声飛んできたのは嬉しかったですけど(笑)
ま、れいこちゃん(月城かなと)のルキーニは、ほぼいい感じで観られたので良いです

で。おだちん。
闇が広がるとずっと言われていたし、なんせ芝居も歌も上手いし、舞台度胸あるし、ありちゃん(暁千星)を後ろから焚き付けてくれる良い後輩だと感じているんで……期待値ヤバいですよね(笑)
私的に、「不幸属性(闇)」は、ありちゃんのが上だったかなと思いました。
トート閣下につけ込まれる入り込まれる隙は、ありちゃんのがあったというか(笑)
おだちんは、本当に優等生なルドルフだったと思います。
凄く一生懸命考えて、本当に良いと思ってハンガリーの独立を、ドナウ連邦設立を、推し進めていたと感じるルドルフでした。
ありちゃんは、エルマーたちに同情半分って感じ。情にほだされるというか(笑)
とゆーか、おだちん、メンタル強そうなんだもの(笑)
決して「儚げ」ではない……(笑)
観ていて、ママのエリザベートよりパパのフランツとのが、ちゃんと話し合ったら通じそうって感じでした(笑)
や、やり方は違えど、「ハプスブルクを潰さない」って思いは一緒だもんね。
エリザベートは、ぶっちゃけそこんところはどうでもいいんだろうし……。
良いと思って進めてたのに、全否定された上に処罰まで食らって、頼りのママにすら「甘えんな」って言われて(笑)
「どうしてこうなった」ってなったでしょうね。
闇はありちゃんのがあったと思うと書きましたが、おだちんのルドルフは、皇太子として前向きに頑張ってる所から、急速に闇に堕ちてる感じがしました。
子供時代にトート閣下に会っているというのに、成長するにつれ忘れてたよ、みたいな……。
本来のルドルフ像ではないと思いますけど、それもありやなと、膝を打った訳です(笑)
ので、「闇が広がる」は、トートに対する「憧憬」より「恐怖」の方がチラチラしていた気がしました。
トート閣下に「死にたいのか」と聞かれた時も、最初は「恐怖」が見えて、段々惹かれて行った様に見えました。
銃を手にしてこめかみに当てた時、……なんだろう……笑顔とかではないんですけど(以前そんな役作りされてる方がいらっしゃいましたね)、ホッとしたような、何かから解放されたような、そんな表情をしている様に見えました。
細々と、上手い芝居だなぁと思いました。
ま。何れにせよ、違う切り口で、母の愛に飢えた青年ルドルフを好演していました。
贅沢いうなら、もう一度観たかった……

そして、みやるりの不調の事は。
初日から歌に苦労しているのは分かってましたが、こんなに高音出すのが負担になっていただなんて……。
最初は、私、気付かなかったんです。確か……エリザベートに求婚する場面の歌(「嵐も怖くはない」ってナンバー)が最初だと思うんですけど……。
「あれ?みやるり、発声方法変えた?めっちゃ別人みたいに聞こえる(てか、マカゼくんに似てる)でも、声(高音)出てて良かった」と、思ったんです。
「エリザベート~愛のテーマ~」でも、鏡の間でも……同じ思いがして。
さすがに途中から「……吹き替え……か……?」とも思ったんですけど、「まさかねー」と……。
小休憩の時に、みやるりファンからあちくん(輝生かなで)が影マイクしてると聞きまして……そりゃびっくりしましたよ。
そう言えば、新公で、あちくんの歌声がマカゼくん(真風涼帆)に似てるって思ってたわ、私



前に、そーちゃん(壮一帆)が自身の退団公演「前田慶次」(ムラ)の楽直前に風邪?で喉を潰した事がありましたけど、あの時は、コーラスとかでフォローして歌いきったんでしたね。
更に前、別箱だったけどとーこちゃん(安蘭けい)が喉潰した時も、吹き替えだったそうで(未見)。
もっと前には、主役が休演で大変なこともありました(シメさん(紫苑ゆう)、チャーリー(匠ひびき))。
生物だから、仕方ない!
……話がそれました……

ハンガリー国王の戴冠式の時には、高いところの音を下げて歌ってましたし。
高音があっても、下げにくい所、芝居で吹き替えしにくい所はみやるり頑張ってましたけど……やっぱり手汗握りました

フィナーレでも、いつもより細く弱い高音に、「これは、喉痛めてるな」と確信する位だったんですけど……。
それでも、一生懸命「(特に)今日しか観られないお客さんのために」魂込めて演じているのが伝わってきて……本当に良かったです。
周りのフォローももちろん!愛をたっぷり感じました!
本当に……個人戦で、それぞれがそれぞれの仕事をきっちりこなしてフォローにするっていう、月組の素晴らしさを目の当たりにしました!
翌日、別の意味の同じ状況を目の当たりにするなんて、予想だにしませんでしたけど……。
とはいえ、今日みやるりが休演から復帰です!
カンペキなロイヤルを魅せてもらえるかと思うと、楽しみで仕方ないですね。
そうそう。声の不調ばっかり書いてますけど、父としてのフランツと息子としてのルドルフは、おだちんのが(親子として)似てるかもと感じました。
後、フランツ的に、(似てるからこそ)めちゃくちゃ厳しく育てた気がする。
ちなみに、ありちゃんのルドルフは意外に子供の頃は甘やかしてたかも……みたいな(笑)ありちゃんのが、ママ似だと思うから(笑)
ただ、その気持ちが本人(ルドルフ)に届いてたかは、別問題(笑)
そんな印象を受ける親子関係でした。