れいこちゃん(月城かなと)が、ゲストをお呼びして対談するってゆー番組。

ゲストはなんと、ちぎ(早霧せいな)!
発表あった時、正直びっくりだったんですよねー。

そりゃ、あれだけ絡んでるんだから接点無いわけないけど……そーちゃん(壮一帆)のがいいと思ってたから……。

れいこちゃんはやっぱり、ちぎの退団前に組替えした事が心残りだったのかな。
客観的にちぎを見送ったから、改めて話をしたいと思ったそうで。


ちぎが、宙組から組替えで雪組に来たのは、「ゾロ」と「風の錦絵」の東京公演から。
あー、懐かしい……。テル(凰稀かなめ)が星組に行って、抜けたとこにちぎが入ったのよね……。
ので、私が、れいこちゃん初め95期生とちぎを雪組で見たのは、揃って翌年の大劇「ソルフェリーノ」でした……汗

2人の出会いは、その前のバウ「雪景色」で、前にちぎがどこかで話していたけど、音校時代れいこちゃんが演じたお役(伊佐次)を、ちぎがすることになって、研 8のちぎが研1のれいこちゃんに「どうしたらいい?」と聞きに行ったという´艸`
ちぎ的には、同じ時期に雪組生になったから、雪組一年生として「同志」な気持ちだったらしい(笑)

その時の、ちぎの印象が「何で、この方はこんなに必死なんだろう」らしく(笑)
がむしゃらに、格好悪いことも全部さらけ出して、ボロボロになってお稽古に挑んでいる姿の、ちぎを見て感動して、自分にはないものを、沢山持っている人だと思って、話してみたいと思ったらしい。

最近言わなくなったけど、れいこちゃんって人見知り系だから、それってかなり凄い事だと思う

どこかで、昔れいこちゃんが「早霧さんみたいなキャラは出来ないけど、壮さんみたいな方向もあるんだと思った(※ニュアンスで……)」みたいな話をしていたので、てっきり、そういう目ではちぎを見ていないと思っていたので、これまたびっくりしました。
それに対して、ちぎも「真逆だよね」と。

ちぎは逆に、れいこちゃんを「研1なのに、なんでこんなに落ち着いているんだ」と思ってたそう(´艸`

「雪景色」の時に、研8の上級生の質問に、ちゃんと物事を捉えて答えてくれて、普通(緊張したりして)なかなか出来ないと思ったと、ちぎ。
緊張はしていたけど、きちんとお答えしなきゃとれいこちゃんは思っていたらしい。
どうにかしてこの方の助けになりたい」学びたい。私に出来ることがあれば、何かしたいと初めて思ったと、れいこちゃん。

その後、お手伝いになったらしい!

これまたびっくり!びっくり


本当にごめん。れいこちゃんのキャラ誤解してた(笑)
そういうの出来る人なんだね(←何だと思ってんだ水)
尊敬する人が、日頃どうやって舞台を作っているか、袖でどういう風に過ごしているか……そういう事に触れられるのが楽しかったそうで。

今思えば、あの頃のちぎさんも色々大変なことあって、色々感じてやっていたんだろうなと。

れいこちゃんは口数は少ないけど心の中で色々思ってて、表面だけでなく(心の)裏に隠された思っている事を、読み取る力があるので、「れいこちゃんには嘘が付けない」とちぎが思う程、信頼厚い関係だったらしい。

ちぎに出会う前は、「自分は冷めた人間」だと思っていたれいこちゃん。
でも、本当はそう装っているだけで、心はすごく熱いと気付いて、その熱さとかをちぎみたいに舞台に出したいと思ったと。
熱い自分を認めて、それを出していいんだと思ったのが一番の発見だと。
組替えをして、分かったことなんだと。

ちぎがああして役に対して、自分を全部さらけ出してどんな自分を見せてもいいという感じの必死さが、どこから来るんだろうとれいこちゃんは思っていたらしいんだけど、今回のこと(組替え)で、身をもって理解したみたい(笑)

ちぎに言わせると、「やらざるをえない場所に来ている」と、「自分が持っている全てで対応しないと出来ない」という環境と立場になるんだと言うことらしい。

組配属から8年、雪組で積み上げて来たものと、「(男役として)こうなりたいかも」と見え始めていたものが、組替えして「それだけじゃないかも」と思える程、新しいことが自分の中に入ってきて、「自分ってなんだろう?」と思ったれいこちゃん。
組替えは、「(新しい)自分探し」の良い機会なのかな。

月組の「All for One」を観劇したらしいちぎ。
その「自分探し」が上手くいっているれいこちゃんを観て「とりあえず、ほっとした」(今までと)変わらないれいこちゃんと、一寸違うれいこちゃんを感じられて、良かったと。

その、「ほっとした」って言葉に、ちぎの優しさが溢れてる気がして……何気に感動しました泣れいこちゃんも、その言葉を聞いて、めっちゃ嬉しそうで。
なんというか……ちぎ相手だと、もちろん下級生どから下級生感あるんだけど……(みやるり(美弥るりか)前にしてる様な)妹ってキャラじゃない印象を受けました。
うーん、演者?「後輩の役者」感と言いましょうか……甘えてない……もっとキリッとした感じ……。方向が同じ役者(の先輩後輩)同士な感じに見えました(れいこちゃん……興奮してるのか、たまに敬語忘れてる汗)。
本当にちぎを尊敬してるんだと感じました。

改めて「AFO、どうでしたか?」とれいこちゃんに聞かれて、「面白かった」と答えるちぎ。

悪役だけど、面白い部分もあるお役で、やりがいあったでしょ?と。
殺陣の事にも触れて、雪組では日本刀ばかりだったから、「(フェンシングは)あー、大変そう……ハードそう……」と思って観ていたらしい(笑)

うん。みんなそう思った(笑)

れいこちゃんが、「『日本刀に見える』ってずっと言われました↓↓」と雪組ならではの苦労をボヤくとちぎは、大笑い(笑)

お腰が落ちてるからねぇ……。
でも、良いなってましたよね(笑)

月組では、殺陣の経験がほぼないそうで(たまきち(珠城りょう)のみやたら経験有り(笑))、「一寸、リスペクトされたてれ(苦笑)」らしいれいこちゃん(笑)
やったねー!」とちぎ(笑)

殺陣というものを、「自信を持ってやれる所なんだ」と、発見したれいこちゃん。
一対一の殺陣で、お互いの呼吸や間合いを読んで、お互い信頼し合ってやるものだから、そういう事の経験があったのは大きい。
ちぎとの殺陣で、「目で(間合いとか)測らないといけない」というのを学んだ事が役に立ったと、れいこちゃん。

雪組で培った経験は、れいこちゃんのこれからを強く押し上げてくれるものなんだと思います。



そーちゃんお披露目(ベルばら)の新公で、ちぎのやった(オスカルと役替り)ベルナールを、やったれいこちゃん。
ムラの公演後ちぎに感想を聞くと、全然ダメだ「甘い」と言われたらしい。
あの時のれいこちゃんは、剥けてなかったからね」と笑うちぎ(笑)
東京ででは、ムラよりマシだったけど、一つのナンバーであっても、真ん中に立つ以上、もっと責任感を持って。もっとやれる事あるでしょ?「今分からなくてもいい、いつか分かってもらえたらいい」と言ったらしい。
その、甘いと言われた事が衝撃でショックだし、今理解出来ない自分も悔しい
でも何が悪かったのか分からなかったれいこちゃんだけど「ここで引いたらダメだ」とだけは思ったらしい(笑)


れいこちゃんは、分からないこともなんとか自分で答えを導き出そうとするタイプの役者だから、正直にきちんと話した方がいいと……れいこちゃんを信頼して言ったと思うと。
「一つの役を通して、その時のその人の人生が見える。あの時、れいこちゃんの人生に対して、それでいいのかと……。技術とかキャラとしての在り方ではなく、『男役月城かなと』に向かって言ったと思う」と、ちぎ。

ひゃー、さすが……芝居巧者のちぎ。金言だと思うわ。
丁度、男役として、「ブレにブレていた」時期だったれいこちゃんの、迷いとか思いとか見透かしてるんだね。

れいこちゃんは、そういう考え方のちぎから色々なものを吸収して、芝居には「自分」が反映される事、そしてそれを隠すのではなくさらけ出して、それが魅力に見える……そういう演者になりたいと。

れいこちゃんが、ちぎの魅力を熱く語るので、照れたのか「(おべっかでなく)本心から言ってくれるんだ、この第一人者は」と苦笑してみせたけど、れいこちゃん、「怒りも悲しみも全て目に出る(本気)のが、ちぎさんの魅力で、そこに惹かれた」とかもはや告白かっ?!って事を、熱く語ってました(笑)



月組に来て、「雪組時代、ちぎさんの手伝いをしていた」と言ったら、一様に「あ~!(さもありなん)」ってリアクションを取られたらしい、れいこちゃん(笑)

舞台での熱さとか、稽古場でワーっとやってるとことか、感情の起伏が(舞台で)激しかったりとかが、似ていると(笑)

そんな、ちぎの「ステキだ」と思っていた所を人に指摘されたり、下級生に何か行ったりした時に「あ、これちぎさんが言ってたわ」とか思ってハッとするのが嬉しいとれいこちゃん。
ちぎが退団するにあたって……その前に組替えになって自分が、ちぎからなにを得られたんだろうかと思っていた事への答えになったんだろうね。



2人は、和物好き、芝居好きというのが凄い共通点だと思うのだけど、「星逢一夜」で、紀之介(晴興)を共通してやれた事は、大きかったらしい。

れいこちゃんの新公を観て、ちぎは救われたと感じたらしく。
上くみ(上田久美子)先生のお芝居は本当に大変らしく(や、知ってる(笑))、役について話せる状態ではなかったらしい。
そのちぎを見守るようにそばに立っていたというれいこちゃん(笑)彼女が、1人の「天野晴興」という人を演じてくれていた事が、なにより救われたと感じたらしい。

魂レベルでないと演じられない役だった晴興を新公で演じて、ちぎの人間性を感じたという、れいこちゃん。
魂で演じて、感じられるものがいっぱいあって、「ここでこう涙を流しているちぎさんの魂凄いわ」と(笑)
「こんな一言がどうしてこんなに苦しいんだろう」という(役の)思いを、共有出来たことが嬉しかったと。
尊敬するちぎの通った道を、少しでも通って同じ役を演じて共有出来たことは、れいこちゃんにとって、本当に大切な経験だったんだなと。

ちぎが「れいこちゃんの晴興が幸せそうだった」と言っていたのが、印象的でした。
私も、そう思った。


共有繋がりで、(男女関係なく)組んだという話で(笑)
「一通り組みましたよね」というれいこちゃんに、「組んだね、言って言って!」とちぎ(笑)

まずが、「るろうに剣心」の剣心と蒼紫。「ケイレブ・ハント」のケイレブとマクシミリアン。
るろ剣では、立ち回りの戦いで、ケイレブでは舌戦で(笑)れいこちゃんは、いかにちぎの顔をピクピクさせるかにこだわっていたらしい(笑)

そして親友は、「ローマの休日」のジョーとアーヴィング。

れいこちゃんは、一見ヘタレキャラじゃないのに(ヘタレが)似合うと言うちぎに、慌てて否定するれいこちゃん(笑)
「(普段どうだかは)知ってるよ?」とさらっと返すちぎ(笑)
お客様には知らない人が多いだろうから、舞台上でのヘタレれいこちゃんは新鮮だよねと(笑)

男女で組んだ(踊った)のは、「Shall  we ダンス?」の、エラと元リーダー。
まさかのちぎ女役(笑)
香盤見て、(ちぎと組めるのは)嬉しかったけど新公の配役も一緒だったので素直に喜べなかったと、れいこちゃん(笑)
でも、一緒に場面を作れたのは嬉しかったらしい。
れいこちゃんのリードは、上手かったらしい(笑)れいこちゃんたら、この頃社交ダンスの教室に通っていて、(劇中で出てくる)クイックターンが、みるみる上手くなったらしく、(公演)途中から身を委ねてたらしいちぎ。
こんなに包容力のある男性になってたんだと、身を以て感じて驚いたと(笑)






……随分長くなってきました。
続きます……。