星組大劇公演「ベルリン、わが愛」、やっと観られました。

まぁ。結果から言いますと……せめてこのレベルのオチを、「瑠璃色の刻」でやって欲しかったよ、原田(諒)先生……です。


所謂「バックヤードもの」で、主人公のテオ・べに(紅ゆずる)と、友人の絵本作家エーリッヒ・まこっちゃん(礼真琴)の、映画にかける情熱とか、やる気とか、友情とか、結構いい感じに盛り上がってて、私的に凄い好きやなぁと思いながら観ました。
まぁ「オチまで油断でけへん」とは、思ってましたけどね(笑)

なんかねぇ。

全体的に良かったけど、やっぱりあれだわね、原田先生のは(笑)

広げた風呂敷何とかしなさいよ、とか(笑)
フラグへし折りまくりやな、とか(笑)

まぁ、いつものアレな感じですわ……(笑)


でも、さすが、舞美(舞台美術)は、本当に秀逸!松井(るみ)先生素晴らしいっ!
転換とか……本当に……原田先生の舞台の使い方は、本当に凄いと思ってます。……舞台の使い方は……ね……。本当に……「♪ツメの甘さが欠点なのじ~つ~は♪(@「エド8」ウォリス)」ですよ(笑)


それでも、ハッピーエンドを予感させるオチで良かった。
……「早よ、汽車に乗れムカムカとは思いましたけどね(笑)



べには、だいぶトップって感じが出てきたかと思います。が、私的にはいつまでも(下級生的)一生懸命のべにでいて欲しいと、思います。
今回のお役は、私のイメージのべににとても合ってて良かったなと。
若くて、熱くて、一生懸命で、みんなを引き寄せる魅力があって……。
やっぱり主人公に感情移入出来ると、楽しめますね。


まこっちゃんは。
ポスター見た時、子供かと思ったので、ちゃんとした大人で良かった(笑)
……歌わせるねぇ……と、何度か思いましたが、やっぱり彼の歌は感情が乗って来ると、威力が増して素晴らしい!それも今回は、「愛情(それも、両思い)」って、一番プラスの感情だから、聞いていて心地いいったらない!
ルイーゼロッテ・くらっち(有沙瞳)を見る目の優しい事泣ハート②
たまりませんでした!


それにしても……くらっち……なんて可愛い~♥
何度か書いてますけど、くらっちったら星組に来て可愛さ三割増になった気がする(笑)つまり、敵なし(笑)
正直、まこっちゃんとこんなに並んでいて相性いいとは思いませんでした!
はぁ。、これからも楽しみ!


後。
かちゃ(凪七瑠海)。
あー、はい。そういうお役なのね。
なんか……ヒロインを自分のモノにしようとしたのが入ったがために、本当に映画好き?って疑問が湧きました。なんか……「女優としての彼女が好き」って方向でいけなかったのかしら……。
それにしても、かちゃってナチスの腕章が似合う(笑)ナチスの軍服も格好いいんだけど、フツーのスーツに腕章ってのも、所謂「私服組」な感じで好きです(笑)
それにしても、意外に(部下達)捜索はポンコツな感じでしたね(笑)


かいちゃん(七海ひろき)は、映画会社のプロデューサーさん。
最初は、べによりかなり上の人っぽかったのに、いつの間にか部下みたいになってた(笑)
ま、会社の中では立場違うけど、やっぱり映画が好きって共通点で繋がってるんでしょうね。


あー、噂には聞いてましたけど、はるこ!(音波みのり)凄い!こんなに凄い演技出来る娘役に成長したんだねぇ……。
感動しました!



感動と言えば、ポンチョ!(夏樹れい)~ハート②マジ美しかった泣ハート②
声もキレイし、姿もこだわって……(バナナなかった……(笑))
退団公演で女役ってなぁ……と思わないこともなかったけど、よくよく考えたら、「ジョセフィン・ベイカー役で退団」って、凄い格好いいし、宝塚知らない人にもウケはいいかなとか(笑)
それにしても、気持ちのいいキャラでした。


みっき(天寿光希)の、オジサマ振りは、分かっていたけど素晴らしい!やっぱり私、オジサマもみっきも好きだわ´艸`*ハート②
最初頭の硬い、嫌なオジサンだったのに、段々主人公達にほだされていって、最後には協力しちゃう所も、ベタすぎだけど好きハート②
なんか、昔いい感じだったのが、柚長(万里柚美)ってのもね(笑)なんか、違和感なかった事にビビる(笑)
これから、こういう立ち位置なのかな、みっきも(時の経つのは早いもんだ……)。



せおっち(瀬尾ゆりあ)の扱いも、面白かったな。
私、彼女の声質が一寸女の子っぽいと思ってたんだけど、結構低くなってきた気がする。
大好きな95期のひとりだから、本当にがんばってる姿見ると嬉しいし、これからが楽しみです。
酔っ払って出てきた場面の、しゃっくりが、めっちゃ絶妙でした(←サンタルチアを、褒めてやれ)。



ガッツ(壱城あずさ)は……。や、なんか……ガッツらしくないお役だなぁと、ぼんやり思いました。退団だから、殊更良いお役振らなくてもいいとは思いますけど……なんかなかったのかなぁ?



星組も、書き出すとキリないんですけど(笑)

キャストみんなが、一生懸命役作りに腐心したのが、手に取るように感じられた事、舞台と映画の違いはあれど、「表現する」と言う事は同じだという事、キャラ、作品に愛をもって臨んでいる事が、感じられていい気分になりました。


……くどいですが……
オチに、もうひとひねり……欲しかったですけどねー(笑)